Loop Geometry

[Loop Geometry]

指定したリンクがサーフェス ターゲットに達するまで、または指定した回数を繰り返すまで、このリンクを反復します。

設計および使用に関する考慮事項

ループ反復を定数値または入力/出力パラメータによって決定する場合、ループ ジオメトリを含むサブアセンブリに別のサブアセンブリをアタッチできます。

ただし、ループ反復をサーフェス ターゲットによって動的に決定する場合、ループ ジオメトリを含むアセンブリにアタッチされている以降のサブアセンブリの場所がわからなくなる可能性があります(以降のサブアセンブリがアタッチされているポイントが変わったり、サーフェス条件によって道路モードで表示されなくなる可能性があるため)。このため、ループ反復がサーフェス ターゲットによって動的に決定される場合、以降のすべてのサブアセンブリ ジオメトリを、ループ ジオメトリが含まれている同一の PKT ファイルに追加する必要があります。

プロパティ

[Properties]パネルで、次のパラメータを指定します。

[Loop]
[Loop Number] ループの番号を指定します。自動生成されるループ番号の値を変更することができます。
[Loop Repetition] ループ ジオメトリが反復する最大回数を指定します。[Loop Repetition]フィールドに値を入力するか、または[Input/Output Parameter]を作成して反復を制御し、このパラメータを[Loop Repetition]フィールドに入力します。
注: [Input/Output Parameter]タブで反復パラメータを作成するには、タイプとして整数を使用します。
[Source Geometry]
[Links] ループ ジオメトリに含めるリンクを指定します。
[Loop Condition]  
[Surface Target] ターゲット サーフェスを指定します。
注: サーフェス ターゲットとしてサーフェスを指定するには、サーフェスをターゲット パラメータとして定義する必要があります。
[Miscellaneous]
[Comment] ループ ジオメトリの注記を示します。コメントは、[Preview]パネルに表示できます。

ループ ジオメトリの例を見るには、次のサンプル PKT ファイルを開きます。

Loop_Geometry_Example.pkt

この例は盛土の状況で機能するように設計されており、ループ ジオメトリ(L1 および L2 から作成)を使用して小段を作成します。

ループ ジオメトリにはサーフェス ターゲットが定義されています。サンプル PKT ファイルのサーフェス ターゲットに -45 のプレビュー値が指定されている場合、ループ ジオメトリは 3 回反復します。その後、追加のリンク(L3 と L5)が挿入されて(上の図に示すように)サーフェスに接触する小段の一部が作成されます。サンプル PKT のサーフェス ターゲットのプレビュー値を調整することにより、PKT で異なるサーフェス値が指定された場合にどのように反復が変わるか確認することができます。

この PKT のループ反復は 10 と指定されているため、最大 10 回まで反復します。ループ ジオメトリが最大数である 10 回まで反復してもサーフェス ターゲットに達しない場合、L5 はサーフェスまで延長されます。

PKT ファイルに条件判断が追加され、一部の小段(条件判断結果が True の場合に使用)と全小段(条件判断結果が False の場合に使用)のどちらが必要かが決定されます。補助点 AP1 はこの条件判断の条件をテストするために使用されます。

次の図に示されている一部の小段ジオメトリは、全小段のサーフェスまでの距離が十分にない場合に使用されます。

注: この例の PKT を使用する場合、ループ ジオメトリが使用されるのは、サーフェスまでの距離が、少なくとも 2 つの全小段(元の小段ジオメトリ(L1 と L2)および 1 つのループ反復)を使用できる十分な長さがある場合のみになります。