この方法は 1 つの基準原点のみを用いるため、セットアップにかかる時間を短縮することができます。
次の例では、X オフセットと Y オフセットはマイナス、Z オフセットはプラスになります。
A 軸のフェース中心
基準座標系原点
例えば、B 軸が 0 で A 軸がスピンドルに面している場合、0 を入力します。次の例のように、B 軸が 0 で A 軸がドアに面している場合、-90 を入力します。このオフセットは、同じマシン上ではすべてのパーツに共通です。
A 軸
スピンドル軸
B 軸回転
単一の 5 軸割り出しプログラムを作成する場合、シングル プログラム作成 をクリックします。このオプションを選択した場合、最初のセットアップにシミュレーション情報を指定すると、その内容がすべてのセットアップに適用されます。
工具中心軌跡シミュレーションと、3D シミュレーションの両方でシミュレーションすることができます。工具中心軌跡シミュレーションでは、5 軸再位置決めの際に円弧が表示されます。3D シミュレーションでは、パーツの位置と方向は固定され、工具が移動します。セットアップからセットアップへの工具移動はスムーズに切り替わりません。工具は、(一度画面から消えてから)新規セットアップに再表示されます。