概要 - 画層グループを使用する(AutoCAD Mechanical ツールセット)

重要:

図面を編成する場合は、画層グループではなく Mechanical ストラクチャを使用することを推奨します。Mechanical ストラクチャには、画層グループと比べてよりすぐれた総合的な図面コンポーネント管理ツールのセットがあります。画層グループも引き続きこの製品では使用できますが、互換性を確保することだけが目的です。

AutoCAD Mechanical ツールセット では複数の Mechanical 画層のセットを作成できます。各セットは画層グループと呼ばれます。画層グループを作成して「現在の」画層グループとして設定すると、AutoCAD Mechanical ツールセット コマンドによりオブジェクトがその画層グループ内の Mechanical 画層に描画されます。

作業画層(AM_0 ~ AM_12)と標準部品画層(AM_0N ~ AM_12N)が各画層で複製されます。特殊画層 AM_BOR (図面枠に使用)、AM_PAREF (パーツ参照に使用)、AM_CL (下書き線に使用)、AM_VIEW (ビューポートに使用)、AM_INV (隠線に使用)は複製されません。上の図は 2 つの画層グループ LG1 と LG2 を示しています。これらの画層グループには、それぞれ異なる Mechanical 画層のセットが 2 組ずつ含まれています。AutoCAD では画層名を複製できないため、AutoCAD の LAYER コマンドで Mechanical 画層を参照すると、画層名の先頭に画層グループ名が表示されます。たとえば、画層グループ LG1 の画層 AM_0 は LG1-AM_0 と表示されます。画層グループが明示的に作成されていない場合、基本画層グループと呼ばれる仮想画層グループで作業しているものとみなされます。

画層グループを使用すると、図面内のオブジェクトを関連付けることができます。たとえば、エンジンの設計が含まれている図面には、「Shaft」画層グループにあるシャフトのすべてのビューと、「Gearbox Housing」画層グループにあるギアボックス ハウジングのすべてのビューを配置できます。必要に応じて、図面内のそれぞれの画層グループに画層グループ表示設定を適用できます。たとえば、ギアボックス アセンブリ内のシャフトをハイライト表示することができます。

Mechanical 画層グループを使用すると、次のことができます。