オプション ファイルでライセンス借用の環境設定を行う

オートデスク製品がライセンス借用機能をサポートしている場合は、オプション ファイルを使用してライセンス借用オプションを環境設定できます。たとえば、ご使用のネットワークから貸し出せるライセンスの最大数をいつでも定義できます。さらに、どのユーザにオートデスク製品のライセンスを貸し出すかを定義します。ライセンスはユーザに割り当てられます。コンピュータに割り当てられるのではありません。

ライセンス借用の詳細は、「ライセンスの借用」を参照してください。

注: オートデスク製品のライセンスが冗長ライセンス サーバ プールから貸し出されている場合は、Network License Manager を停止した後にライセンス サーバを再起動する必要があります。

借用期間が終了すると、借用ライセンスはユーザのコンピュータで自動的に無効になり、再度ライセンス サーバ上で使用可能になります。ユーザは、借用期間が終了する前にライセンスを返還することもできます。

ライセンス借用パラメータを設定するには

  1. オプション ファイルに、独立行として次の構文を入力します(BORROW_LOWWATER は大文字)。

    BORROW_LOWWATER feature_code n

    BORROW_LOWWATER 構文内の "feature_code" は、ライセンス ファイル内の製品名、"n" はサーバに残っていなければならないライセンスの最低数です。この数に達すると、それ以上ライセンスを借用できなくなります。

    たとえば、BORROW_LOWWATER Autodesk_f1 3 という構文は、製品 Autodesk_f1 に対するもので、ライセンス サーバに 3 ライセンスのみが残っている場合、借用できるライセンスはありません。

  2. 後続の行に次の構文を入力します(MAX_BORROW_HOURS は大文字)。

    MAX_BORROW_HOURS feature_code n

    この構文で、"n" は、ライセンスを貸し出すことができる時間数です。

    たとえば、MAX_BORROW_HOURS Autodesk_f1 360 という構文は、Autodesk_f1 という製品に対して、360 時間(15 日)貸し出せることを意味します。

    注: ライセンスは、24 時間単位で貸し出されます。24 時間で割った余りは、無視されます。たとえば 365 は、切り捨ての結果 360 時間(15 日)となります。

ライセンス借用機能のセットアップの詳細は、FLEXnet のドキュメントを参照してください。Windows サーバの場合、ドキュメントの既定のインストール場所は、C:¥Program Files¥Autodesk¥Autodesk Network License Manager フォルダです。Mac OS X または Linux サーバの場合、ドキュメントは Network License Manager フォルダにインストールされます。

注: オートデスク製品でライセンスを借用するには、[ヘルプ][バージョン情報]または[<製品名> バージョン情報][製品情報]または[製品ライセンス情報][ライセンスを借用]を選択します。または、製品のコマンド ラインに borrowlicense と入力します。この機能についてのヘルプは、[<製品名> 用のライセンスを借用]ウィンドウおよび C:¥Program Files¥<製品名>¥Help¥adsk_brw.chm ファイルで利用可能です。