hp_glplotf、hp_gl2plotf

目的

hp_glplotf は、Alias プロット ファイルを、サポートされているすべてのプロッタでのプロットに適した HP-GL (IBM GL)フォーマット ファイルに変換します。

hp_gl2plotf は hp_glplotf と同じ出力を作成しますが、この出力には HP-GL2 プロッタに必要な初期設定コマンドが含まれています。

概要

hp_glplotfとhp_gl2plotfは、stdinまたは<in_file>から入力を取り、通常はlpに送られる出力をstdoutまたは<out_file>に送るフィルタです。

説明

hp_glplotf [-a] [-c<x>[<y>]] [-h] [-i] [-m<model>] [-n] [-p<paper>] [-r<angle>] [-s] [t # #] [<in_file> [<out_file>]]  
-a 自動フィードの使用を指定する
-c<x>[<y>] スケーリング補正係数を指定する
-h オンラインヘルプを表示する
-i バージョン情報を表示する
-m<model> プロッタモデルタイプを指定する
-n HPGLプロットコマンドを新しい行に分割する
-p<paper> 用紙の種類を指定する
-r<angle> Forceプロットの回転角度を指定する
-s 作成するプロットのサイズを自動的に決定する。プロッタの既定サイズが使用される
-t # # #と#を幅と高さとしてテキストのスケーリングを指定する
<in_file> ファイル<in_file>から入力を読み込む。既定では、stdinから読み込む
<out_file> ファイル<out_file>に出力を書き込む。既定では、stdoutに書き込む
注:

HP-GLとIBM-GLのデバイスドライバで発生するエラーは、/tmp/plot_err.<number>ならびに/usr/adm/syslogに書き込まれます。プロッタが機能しない場合は、これらのファイルを見てその原因を調べてください。<number>はオペレーティングシステムによって決まります。

Automatic page advance

プロッタの中にはスプールフィードに適合させることができたり、Automatic page advanceオプションをもつものがあります。これは、自動的にページを送ることのできるIBM-4019やIBM-4029などのプリンタにも当てはまります。スプールフィードオプションの使用をプロッタドライバに指示するには、以下のオプションを指定する必要があります。

-fa

補正係数

大きいプロットをプロットする場合、広い範囲にわたって何らかのエラーが起こる可能性があります。暫定的な修正として、xとyの補正係数を指定し、このエラーを補正することができます。既定のxとyの補正係数は1.0で、補正はまったく行われません。補正係数は乗数として内部的に使用されます。

30"として出力されるはずのものをプロットして30.125"と出力された場合、このプロットは0.125"は大きすぎます。同じエラーがxとyの両方向に発生すると仮定すると、補正係数は 30/30.125 = 0.9959とする必要があります。以下を使用すると、エラーが補正されるはずです。

-fc0.9959
注:

File > Plotで開いたPlotting Interfaceウィンドウで補正値を設定すると、Alias Preferencesウィンドウのプロット出力セクションのLP queue optionsの補正値が無効になります。