アニメーションを手作業で作成するための基本ワークフロー

シーンをモデリングし、アニメーション化と微調整を行った後で、最後にアニメーション化されたシーンをレンダリングするプロセスについて学びます。

Alias では、手作業によるフリーフォーム アニメーションのほかに、2 種類の自動アニメーション機能(パラメータを付けると Alias によってアニメーションが作成されます)を実行できます。

Alias でアニメーションを手作業で作成するには、タイムラインを確立してから、オブジェクトの 1 つまたは複数のプロパティ(位置やカラーなど)を時間の経過に伴って変化させます。

ワークフローを適用するには

  1. モデルを作成します。
  2. アニメーションの長さを決め、Alias で必要な数のタイムフレームを作成します。
  3. 基本的なテクニックを使用して、アニメーションの始めから終わりまでシーンを変化させます。
    • タイムラインの各ポイントで、カメラも含むアニメーション化するオブジェクトを、目的の位置に配置し、適切な値を設定します。そして、それらのフレームをキーフレームとしてマークします。

    または

    • 時間の経過に伴って移動させるオブジェクトのモーション パスを設定します。

    さらに高度なアニメーションとして、Alias では、オブジェクトやシェーダのほぼすべてのプロパティを、位置だけでなく、タイムラインに沿って変化させることができます。

  4. 各フレーム間でオブジェクトをトランジションさせる方法を決定します。

    高度なアニメーションでは、Action Window、エクスプレッション(時間とオブジェクトのプロパティとの関係を記述した数学的な式)、およびコンストレインを使用して、自動化されたよりリアルなエフェクトを作成することができます。

  5. アニメーションをプレビューまたはレンダリングします。

パラメータ

オブジェクトにはアニメーション化可能な数多くのパラメータがあります。たとえば、オブジェクトの X、Y、Z の位置、回転、スケールや、可視性などです。

オブジェクトの種類が異なると、アニメーションパラメータも変わります。たとえば、カメラではビューフィールドをアニメーション化でき、ライトではカラーと輝度をアニメーション化できます。

Alias では、オブジェクトのアニメーション化するパラメータを Parameter Control ウィンドウで制御します。