Verband des Automobilindustrie - VDAFS は、フリーフォーム シェイプの転送に使用される標準フォーマットです。
フリーフォーム サーフェスやそのサポートしているオブジェクトの転送のために考案されたものです。つまり、寸法、レイヤ、2D ジオメトリとテキストについては考慮されていません。このファイル フォーマットは、ドイツの標準フォーマットです(DIN 66301)。Alias は VDAFS のバージョン 2.0 を使用します。
VDAFS フォーマットの基本的なファイル構造にはヘッダ セクションがあり、そのファイルが作成された場所、日時、作成者、作成方法といった一般情報を含みます。ヘッダの後ろには、エンティティが次々に記述されます。
エンティティの説明は次のような構造になっています。
VDAFS ファイルで使用できるエンティティ タイプの数には制限があります。このエンティティは、エレメントのジオメトリとトポロジのみを扱います。
エンティティ タイプ | 説明 |
POINT | ポイント |
PSET | ポイント シーケンス |
MDI | ポイント ベクトル シーケンス(マスター次元) |
CIRCLE | 円/円弧 |
CURVE | カーブ |
SURF | サーフェス |
CONS | カーブ オン サーフェス |
FACE | 境界サーフェス |
TOP | サーフェスのトポロジ |
使用できる非ジオメトリ エンティティは以下のものだけです。
エンティティ タイプ | 説明 |
HEADER | ヘッダ |
$$ | コメント |
BEGINSET | 設定 - グループから開始 |
ENDSET | 設定 - 終了 |
GROUP | グループ |
TMAT | 変換マトリックス |
TLIST | 変換リスト |
IGES フォーマットの 500+ に比べてエンティティの数には限りがあるため、ジオメトリは常にエラーの数が少なくなるなるように同一の規則を使用して定義されます。一方、オリジナルのシステムで作成されたレイヤなどの多くの情報が失われますが、最終的にはグループ、カラー、寸法などで置き換えることができます。