Alias と Autodesk 3ds Max の相互運用性

Autodesk 3ds Max は、Alias とともに機能し、デザイン データからフォトリアリスティック レンダリングとアニメーションを作成する場合や、Alias シーンに再統合するためのポリゴンベースのジオメトリを作成する場合に効果的です。

Alias から 3ds Max へのワークフロー

Alias から 3ds Max へのワークフローは、最終デザインの可視化のための高度なレンダリング機能やアニメーションと、3ds Max でのリファレンスのために既存の Alias デザイン データを使用するためのオプションを提供します。

形状探索とシェイプ定義のために Alias を使用し、可視化の向上ために 3ds Max で最後の Alias .wire ファイルを開きます。

  1. Alias .wire ファイルを準備して保存します。
    ヒント:
    • 3ds Max ではレイヤ対称性はサポートされません。LayersSymmetryCreate Geometry を選択し、.wire ファイルを保存する前に対称レイヤからジオメトリを作成します。
    • データが 3ds Max でのリファレンスを意図している場合は、リファレンス用のオブジェクトを選択し、FileExportActive As を選択します。 このデータだけを 3ds Max に読み込みます。
  2. Alias .wire ファイルを 3ds Max に読み込みます。

    FileImport を選択し、読み込み用に準備した Alias .wire ファイルを選択します。

    注: 3ds Max 2012 では、Alias .wire ファイルを読み込むことができます。ただし、次の制限事項があります。
    • NURBS サーフェスと基本シェーダ データだけが読み込まれます。ポリゴンメッシュ、カーブ、ライト、イメージベースのシェーダとライトなど、その他のエントリはサポートされません。
    • Alias シーンの階層は保存されますが、レイヤ割り当てと特殊ノードは保存されません。
    • シーンの名前は、3ds Max オブジェクト名の制限値を上限として保存されます。
  3. Alias シェーダを 3ds Max マテリアルと置き換え、3ds Max の高度なレンダリング機能を使用してフォトリアリスティックな出力を実現します。
  4. または、読み込まれた Alias ジオメトリを 3ds Max 内のコンセプト モデリングのためのリファレンスとして使用します。

3ds Max から Alias へのワークフロー

3ds Max から Alias へのワークフローは、リファレンスと迅速な概念開発のために Alias 内の 3ds Max からポリゴン ジオメトリを使用するためのオプションを提供します。
  1. 書き出す 3ds Max ジオメトリ データを準備します。
    ヒント:
    • すべての書き出されたジオメトリがポリゴンに変換されるため、Alias への移動時にデータが変わらないことを保証するために、ポリゴンでないジオメトリからポリゴンへの変換を考慮します。
  2. 3ds Max データを OBJ ファイルとして書き出します。
    注: OBJ ファイル フォーマットには以下の制限事項があります。
    • 書き出されたすべてのジオメトリは、NURBS、細分サーフェス、または 3ds Max 内のその他のサーフェス データ タイプのいずれである場合でも、ポリゴンに変換されます。
    • 効果、環境、レイヤ、モディファイアなど、特殊な 3ds Max シーン エンティティは、OBJ ファイルではサポートされません。
    • Alias では、OBJ ファイルで見つかったサポートされているデータをすべて読み取ることができるとは限りません。
  3. OBJ ファイルを Alias に読み込みます。

    FileImportFile... を選択し、3ds Max から書き出された OBJ ファイルを選択します。

    注: Alias では、以下の制限付きで OBJ ファイルを読み込むことができます。
    • 書き出されたジオメトリは、すべて単一オブジェクトとして読み込まれます。複数のオブジェクトを要求された場合、各オブジェクトを別々に書き出します。
    • カーブ、ライト、マテリアル、およびアニメーションなど、OBJ ファイル内のその他の非ポリゴン エンティティは、Alias でサポートされません。