lmgrdを起動すると、ベンダーや機能についての情報を含むライセンスファイルが検索されます。lmgrdは以下のように使用します。
lmgrd [ -app ] [ -c license_file ] [ -t timeout_interval ] [ -l logfile ] [ -s timestamp_interval ] [ -2 -p ] [ -v ] [ -x lmdown ] [ -x lmremove ]
オプション | 目的 |
---|---|
-app | Windowsの場合、コマンドとして実行する際に必要。サービスとして実行する場合は使用されない |
-c license_file | license_fileで指定されたライセンスファイルを使用する |
-t timeout_interval | 冗長デーモンが相互接続を完了するタイムアウト間隔を、秒数で設定する。既定値は10秒。処理量の多いシステムや非常に負荷の大きいネットワークでデーモンが実行されている場合は、10秒よりも大きな値に設定することが望ましい |
-l logfile | デバッグログを指定されたログファイルに書き込む |
-s timestamp_interval | ログファイルのタイムスタンプ間隔を分で指定する。既定値は360分 |
-2 -p | lmdown、lmreread、lmremoveの使用を、FLEXlm管理者に限定する。既定では、FLEXlm管理者はルートアカウント。'lmadmin'という名前のUNIXグループがある場合、使用はそのグループに限定される。ルートがそのグループのメンバーでない場合、上記のユーティリティはどれも使用することはできない。'-p'オプションは、FLEXlm v2.4以降で使用可能 |
-v | lmgrdのバージョン番号と著作権を出力して終了する |
-x lmdown | lmdownコマンドを無効にする(どのユーザもlmdownを実行できない)。lmdownが無効になった場合、Unixの場合は'kill pid'でlmgrdを停止し、Windows 95の場合はCTRLキー+ALTキー+DELキーでlmgrdプロセスとベンダーのデーモンプロセスを停止する必要がある。UNIX上では、キルコマンドは-9引数をもたないことに注意。-x lmdownオプションはFLEXlm v4.0以降で使用可能 |
-x lmremove | lmremoveコマンドを無効にする(どのユーザもlmremoveを実行できない)。-x lmremoveオプションはFLEXlm v4.0以降で使用可能 |