IGES(Initial Graphics Exchange Specification)は CAD システムと CAM システムの間のデータ交換フォーマットです。
カーブとサーフェスは、NURBS のカーブおよびサーフェスとして IGES に書き込まれます。Layer Number 情報は、IGES Level 情報として書き出され、各 IGES エンティティによって認識できます。Alias Set の情報は書き出されません。
IGES ファイルを保存する場合は、次のオプションを使用できます。
トリム サーフェスをトリム サーフェスとして書き込むか、バウンダリ サーフェスとして書き込むかを定義します。既定は TRIMMED SURFACES です。
サーフェスを維持したり、コンテンツ用のカーブに変換したりできます。CONVERT TO CURVES を選択してサーフェスをカーブに変換し、パッチ精度を既定より大きい数値に設定すると、すべてのアイソパラメトリック カーブはファイルに保存されます。既定は PRESERVE SURFACES です。
作成されたスケール以外のスケールで Wire モデルを書き出すことができます。既定値は 1.0 です。
このフィールドには、書き出しファイルの座標データの有効桁数を指定できます。最低値は 1 で、最大値は 15 です。
IGES 標準でサポートされているデータ単位タイプを選択できます。MILES、FEET、INCHES、MILS、MICROINCHES、KILOMETERS、METERS、CENTIMETERS、MILLIMETERS、MICRONS から選択してください。書き出された座標データの単位は、現在 Alias で設定されている長さの単位から、ここで選択した単位に変換されます。
MODEL という選択肢も使用できます。MODEL では、書き出しファイルでの出力単位が、Alias の線形の計測単位のままになります(IGES のオプションのみ)。
一部の読み込み側システムでは、CAD ファイルに特定の拡張子が付いていなければ認識されないことがあります。ここで指定した拡張子は、書き出しファイルのファイル名に自動的に付けられます。既定は .igs です。
このメニューの項目を使用し、システムが必要とする場合には、書き出し済み IGES ファイルの IGES バージョン番号を 5.0 に設定します。既定は IGES バージョン 5.3 です。
受信側のシステムが、まだ IGES 5.3 フォーマットをサポートしていない場合もあります。
オンの場合、書き出したファイルのパス名のリストと、警告メッセージやエラー メッセージのリストを含むログファイルが生成されます。既定はオフです。
角度スイープが負(開始角度や角度が負)の回転サーフェスを Alias で作成すると、この回転サーフェスは、IGES 回転サーフェス(IGES エンティティ タイプ 120)としてではなく、NURBS サーフェス(IGES エンティティ タイプ 128)として IGES フォーマットに書き出されます。
1 に設定した場合(既定)、3D ポイントが出力されます。0 に設定した場合、3D ポイントは出力されません。
1 に設定した場合(既定)、カーブが出力されます。0 に設定した場合、カーブは出力されません。
1 に設定した場合(既定)、サーフェスが出力されます。0 に設定した場合、サーフェスは出力されません。
1 に設定した場合(既定)、面(トリム サーフェス)およびシェルが出力されます。0 に設定した場合は出力されません。
1 に設定した場合(既定)、非表示ジオメトリが出力されます。0 に設定した場合、非表示ジオメトリは出力されません。
IGES_OUT_SPLINE_TYPE を 0(B-SPLINE)に設定すると、この変数は、マルチスパン線形(ポリライン)トリム カーブで使用する IGES エンティティのタイプを制御します。
1 に設定すると、線形トリム カーブは IGES エンティティタイプ 106、フォーム 12、Copious Data として出力されます。0 に設定すると、線形トリム カーブは、IGES エンティティ タイプ 126、Rational B-spline Curve として出力されます。
Alias が作成する IGES ファイルか VDAIS ファイルに保存する、倍精度の桁数を変更します。既定は 12 桁ですが、1 から 15 の任意の桁数に変更できます。
この変数を1に設定すると、2D パラメータ トリム カーブのみが出力されます。既定の 0 では、2D トリム カーブと 3D トリム カーブの両方が出力されます。この値を 2 に設定すると、ワールド スペース トリム カーブのみが出力されます。
1 に設定すると、Surface Type オプションを BOUNDED SURFACE に設定し、3D ワールド スペースと 2D パラメータ スペース バウンダリ カーブの両方が出力されます。0 に設定すると、ワールド スペース バウンダリ カーブのみが IGES ファイルか VDAIS ファイルに保存されます。
この変数は、IGES フォーマットか VDAIS フォーマット用に、任意の次数のカーブとサーフェスからポリゴン データを作成します。
1 に設定して CONVERT TO CURVES オプションとともに使用すると、次のような処理が行われます。
1 に設定して PRESERVE SURFACE オプションとともに使用すると、次のような処理が行われます。
この変数を 1 に設定すると、トリミングされていないすべてのサーフェスはトリム サーフェスとして出力されます。既定の 0 では、サーフェスは変更されずに出力されます。
既定の 1 では、Alias インスタンスは、インスタンスとするジオメトリの変換済みコピーとして出力されます。0 に設定すると、Alias インスタンスは保存されません。
既定の 0 の場合は、マルチスパン リニア スプライン カーブ(ポリライン)が Copious Data IGES エンティティ(106)として出力され、1 に設定した場合は、IGES エンティティ有理 B-スプライン カーブ(126)または IGES/VDAIS 出力スタイル オプションとして出力されます。
1 に設定すると、サーフェスはカーブに変換されます。既定の 0 では、サーフェスは IGES ファイルか VDAIS ファイルで維持されます。この変数の値は、IGES オプションか VDAIS Output Style オプションに反映されます。
既定の 0 では、Alias トリム サーフェスは IGES エンティティ 144 として、カーブオンサーフェスは IGES エンティティ 142 として書き出されます。
1 に設定すると、トリム サーフェスは IGES Bounded Surface エンティティ(143)として、カーブオンサーフェスはIGES Boundary エンティティ(141)として出力されます。この変数の値は、IGES オプションか VDAIS Surface Type オプションに反映されます。
この変数は、2D パラメータ スペース トリム カーブの出力を制御します。1 に設定すると、2D パラメータ スペース トリム カーブは、モノトーン増加/減少ピースで出力されます。0 に設定すると、トリム カーブは完全に出力されます。
1 に設定すると、すべての 2D パラメータ スペース トリム カーブの次数は、必要に応じて 3 次に上げられます。0 に設定すると、トリム カーブの次数は 1、2 または 3 になります。
0 に設定すると、ナチュラル サーフェス境界にある線形 2D パラメータ スペース トリム カーブは、IGES エンティティ タイプ 110 Line として出力されます。1 に設定した場合、これらのカーブは IGES エンティティ タイプ 126 有理 B-スプライン カーブの形式のリニア B-スプラインとして、または IGES/VDAIS スプライン タイプ オプションとして出力されます。
IGES エンティティ タイプ 142、Curve on a Parametric Surface の「PREF」フラグ(書き出し側のシステムで優先される表現)の値を制御します。一部の読み込み側システムは、このフィールドに特定の値を要求します。この変数の値のセットは、「PREF」フラグの値の有効範囲に対応します。
これらの値は、0 = 指定なし、1 = 2D パラメータ空間カーブ、2 = モデル空間カーブ、3 = 3D と 2D カーブを同等に希望、の 4 つです。
0 に設定すると、degenerate 3D ワールド スペース トリム カーブ(周期的なジオメトリのポールと継ぎ目で発生)がトリム境界から削除されてから、この境界が IGES か VDAIS に出力されます。
1 に設定すると、degenerate 3D ワールドスペース トリム カーブは削除されません(0=なし、1=ポール、2=継ぎ目、3=ポールと継ぎ目)。
この値は、ワイヤ モデルを書き出すときにそのワイヤ モデルに適用されるスケーリング係数を指定します。既定値は 1 です。
1 に設定すると、degenerate 3D ワールドスペース トリム カーブは削除されません(0=なし、1=ポール、2=継ぎ目、3=ポールと継ぎ目)。
この変数では、出力ファイルで使用する IGES のバージョンを制御します。6 を設定すると、出力ファイルは IGES V4.0 を使用します。8 を設定すると、出力ファイルは IGES V5.0 を使用します。11 を設定すると、出力ファイルは IGES V5.3 を使用します。その他のバージョンの IGES は、出力できません(このパラメータは VDAIS には適用されません)。VDAISファイルの場合、この変数の値は常に6になります。
この変数は、出力ファイルのモデルで使用される計測単位を制御します。単位に使用できる有効な値は次の通りです。
明度 | 単位 | 明度 | 単位 |
---|---|---|---|
1 | INCHES | 7 | KILOMETERS |
2 | MILLIMETERS | 8 | MILS |
3 | Model | 9 | MICRONS |
4 | FEET | 10 | CENTIMETERS |
5 | MILES | 11 | MICROINCHES |
6 | METERS |
その他の単位はサポートされていません。3 に設定すると、Alias モデラで設定した長さの単位が使用されます。VDAIS の場合は単位がミリメートルである必要があるので、このパラメータは無視されます。
この値は、出力ファイルのタイプを指定します。1 は IGES(既定)、2 は VDAIS、3 は JAMAIS、4 は C4 です。
この変数では、出力ファイルの拡張子を指定します。UNIX に有効な任意の値を設定できます。ただし、その値は「.」で始まる必要があります。たとえば、システムの中には「.igs」を必要とするものもあります。値が無効または空白の場合は、既定の「.igs」が使用されます。