レンダリングの環境変数

ALIAS_HIDDEN_CASTS_SHADOWS

非表示オブジェクトの影を落とします。この変数は、Render > Render Globals の UI で設定することもできます。

パラメータ: なし

既定: OFF(未定義のとき)

Windows との互換性: あり

ALIAS_ILLUMINATED_SHADOWS_ONLY

影を落とすためのライトにリンクしていないオブジェクトを含め、すべてのオブジェクトの影を落とします(自分の影を落とすフラグを禁じます)。

パラメータ: なし

既定: OFF(未定義のとき)

Windows との互換性: あり

ALIAS_MAX_TS_PROCESSORS

PowerTracer によるテッセレーションで使用するプロセッサの数を設定します。

パラメータ: プロセッサ数(整数)

既定: 1

Windows との互換性: あり

ALIAS_MULTI_JITTER

アンチエイリアシング用の試験的な新しいポイント サンプリング テクニックを実行します。ノイズ生成には適していますが、処理時間は長くなります。

パラメータ: なし

既定: OFF

Windows との互換性: あり

ALIAS_OCRPATH

Open Render プラグインが常駐する ALIAS_RENDERLOCATION の相対パス。たとえば、Open Render プラグインの .o ファイルが /usr/larry/render/plugins にあり、/usr/larry/ でレンダリングしている場合は、ALIAS_OCRPATHrender/plugins に設定します。

パラメータ: ディレクトリの有効パス

既定: ’.’ (カレントの作業フォルダ)

Windows との互換性: なし

ALIAS_PIX_SEARCHPATH

File テクスチャが格納されているディレクトリ。.cshrc ファイルに $ALIAS_LIB_LOCATION/pix/* として定義されています。

パラメータ: ディレクトリの有効パス

既定: ./texture.cshrc ファイル未設定のとき)

Windows との互換性: あり

Windows の既定: .\

ALIAS_REFLECTION_ONLY

reflection-only オブジェクトを、反射光の場合だけ表示されるように設定します。render stats ウィンドウで reflection-only タグをオンに設定すると、Raytracer/Powertracer でのみ使用できます。

パラメータ: なし

既定: OFF(reflection-only オブジェクトは反射光と屈折光でのみ表示されます)

Windows との互換性: あり

ALIAS_REMOTE_LOCATION

Alias からリモートでレンダリングを行う(すなわち、異なるマシンでレンダラを起動する)場合、Alias はレンダラがそのマシンの既定のインストール ディレクトリにあることを前提とします。

すでにインストールされている場合は、ローカル マシンの ALIAS_REMOTE_LOCATION 変数がリモート マシンの既定 インストール ディレクトリに設定します(Windows: C:¥Program Files¥Autodesk¥Alias[バージョン番号])。

パラメータ: ディレクトリの有効パス

たとえば、

ALIAS_REMOTE_LOCATION /my/custom/install/directory

既定: なし

ALIAS_RENDER_LOAD_TIMEOUT

ALIAS_RENDER_LOAD_TIMEOUT 環境変数を使用すると、AliasAlias レンダラと通信するときの待ち時間を増やすことができます。

通常、レンダラは既定のタイムアウト時間内にロードするため、この環境変数は不要です。

レンダラが 20 秒以上ロードする場合、この変数を大きい値に設定することをお勧めします。Alias レンダラがタイムアウト時間内にロードできない場合、次のエラーが Alias エラーログに書き込まれます。

    "Timed out waiting for renderer to connect with Studio." 

この動作はまれであり、通常は次のいずれかの原因で発生します。

  • 低速な CPU
  • 低速なハード ドライブまたはコントローラ
  • 大きく断片化したハード ドライブ

ALIAS_RENDER_LOAD_TIMEOUT の値は秒単位で計測されます。

例: ALIAS_RENDER_LOAD_TIMEOUT=120であれば、Aliasは2分間待機してからレンダラとの通信を終了します。

ALIAS_RENDERLOCATION

レンダリングを実行するロケーション(Open Render のみでの使用)

パラメータ: ディレクトリの有効パス

既定: なし

Windows との互換性: なし

ALIAS_RT_BACKGROUND_ON

非接触の屈折光や反射光がバックグラウンド カラーまたは黒色を返すよう設定します(レイトレーシング中のみ)。

パラメータ:

1 非接触の屈折光や反射光はバックグラウンド カラーを返す
0 非接触の屈折光や反射光は黒色を返す

既定: 屈折光はバックグラウンド カラーを、反射光は黒色を返します。

Windows との互換性: あり

ALIAS_RT_SHADOW_OFFSET

レイトレーシング中に使用する影のオフセットを設定します(セルフシャドウを避けるため)。

パラメータ: 浮動小数点値

既定: 0.0

Windows との互換性: あり

ALIAS_SDL_LONGFORM

SDL ファイルにさらに多くのコメントを入れられるようにします。V7.0 では、SDL ファイルサイズを小さくするためにコメント量が抑制されていました。

パラメータ: なし

既定: OFF(未定義のとき)

Windows との互換性: あり

ALIAS_SHADOW_FARCLIP

シャドウマップのファー クリッピングプレーンを設定します。ライト フォグ(および生成される影)を遠方まで照らすときに使用します。

パラメータ: 浮動小数点値

既定: OFF

Windows との互換性: あり

ALIAS_SWITCH_SCANLINES_ EVEN_ODD_SENSE

フィールド レンダリング イメージを、現在は使用されていない旧式の Alias ビデオ出力装置対応(既定)のフォーマットではなく、Composer 対応フォーマットで構築できるようにします。

パラメータ: なし

既定: OFF

Windows との互換性: あり

ALIAS_V90_REFRACTION

Alias 9.0 と同様に屈折を表示します。これにより、ダイヤモンドなどの塊状の屈折オブジェクトでは、光線が十分に内部反射せずに外に出てしまい、屈折の外観が正しくなくなることがあります。

パラメータ: なし

既定: OFF

Windows との互換性: あり

ALIAS_V5_USE_BACKGROUND

使用しているバックグラウンド カラーのサーフェス上に、ライティングを追加します。

パラメータ: なし

既定: OFF

Windows との互換性: あり

FIXED_DISPLACEMENT

ディスプレースメント マッピングを設定して接線の大きさを無視し、オリジナル サーフェスの変形やパラメータ配置に関係なく、オリジナル サーフェスから一定の距離だけジオメトリを移動します。

パラメータ: なし

既定: OFF

Windows との互換性: あり

SEPARATE_GLOW_FILES

グロー アスペクトのみを含むイメージ<pixfilename>.glowを書き込みます。

パラメータ: なし

既定: OFF

Windows との互換性: あり