レンダリングワークフロー

Aliasでシーンをレンダリングする場合のワークフローは、実世界で風景写真を撮るときと同じようなワークフローになります。

  1. まず、シーンを作成およびレイアウトし、オブジェクトを撮影する位置に置きます。
  2. 次に、モデルにシェーダを割り当てます。これは、シェーダがオブジェクトの色以外も制御するという点を除けば、実世界でオブジェクトにペイントすることに似ています。シェーダは、オブジェクトがプラスチック、クロム、革、煙、水などのマテリアルで作られているように見せかけるものです。

    モデルにシェーダを追加しない場合、オブジェクトは既定のマットな青色を使ってレンダリングされます。

  3. 次に、シーンにライトを追加します。ライトがなければ、シーンはまっ暗でカメラに写るのは暗闇だけになります。
  4. 次に、カメラの位置を決め、シーンの撮影角度を設定します。Aliasのカメラは、実際のカメラをほぼ完璧にシミュレートしています。
  5. これで、ショットをプレビューできます。これは実世界では、ファインダを覗くことに相当します。Aliasでは、シェーディングされたビューのチェック、シーンが正しくセットアップされているかどうかを確認するダイレクトレンダリングの実行を意味します。
  6. 最後に、シーンをレンダリングします。実世界では、シャッターを切り、フィルムを現像することにあたります。Aliasでは、レンダリングコマンドを使ってシーンをレンダラーに渡し、レンダラーはイメージファイルにピクチャを保存します。