from100to97

目的

スタンドアロン ユーティリティ from100to97 を使って、Alias 10 以降の Wire ファイルをAlias 9.7 Wire ファイルに変換できます。

説明

下の表に、この機能の概要を示します。

from2014to97 -s [saved_file] [retrieved_file]  
-s 結果を保存する
saved_file 新しい V9.7 ファイルの名前
retrieved_file 古い V10 ファイルの名前
-w savFile が存在する場合は、これを書き換える
注:

from100to97 ユーティリティでは、新しい Fillet surface ツールで作成したフィレットが変換され、サーフェス情報のみが保存されます。コンストラクション ヒストリは保存されないので、変換後はフィレットを修正できません。『What's New』マニュアルの「New Surface Fillet tool」セクションを参照してください。

注:

from100to97 ユーティリティでは、Round ツールで作成したラウンド サーフェスが変換され、サーフェス情報のみが保存されます。コンストラクション ヒストリは保存されないので、変換後は丸めを修正できません。

制限事項

Windows で from100to95 ユーティリティを使用するには

  1. スタートメニュー > プログラム > アクセサリを選択してコマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
    注:

    この例では、Alias が既定のロケーションにインストールされている、すなわち Wire ファイル ディレクトリも既定のロケーションに存在することが前提です。Wire ファイルは"bunchaspheres.wire" とします。

  2. コマンド プロンプト ウィンドウに
    cd C:\Program Files\Alias\Alias2014\bin
    

    キーを押します。

    これで、from100to97.exe ファイルがあるディレクトリへ移動します。

  3. オリジナルの Wire ファイル名が「bunchaspheres.wire」の場合、9.7 ファイルに新しいファイル名を選択する必要があります。「bunchaOLDspheres.wire」と名前を付けます。

    Wire ファイルの存在する場所へのフルパスも必要となります。この例では、下のパスが前提です。

    C:¥aw¥username¥Alias¥user_data¥wire¥

  4. ファイルを 9.7 ファイルに変換するには、次のように入力します:
    from100to97 -s C:\aw\username\Alias\user_data\wire\bunchaOLDspheres.wire C:\aw\username\Alias\user_data\wire\bunchaspheres.wire
    

UNIX で from100to95 ユーティリティを使用するには

この例では、Alias が既定のロケーションにインストールされている、すなわち Wire ファイル ディレクトリも既定のロケーションに存在することが前提です。Wire ファイルは「bunchaspheres.wire」とします。

  1. シェルを開いて

    cd /usr/aw/alias10.0/bin

    キーを押します。

    from100to97.exe ファイルがあるディレクトリに移動します。

  2. オリジナルの Wire ファイル名が「bunchaspheres.wire」の場合、9.7 ファイルに新しいファイル名を選択する必要があります。「bunchaOLDspheres.wire」と名前を付けます。

    Wire ファイルの存在する場所へのフル パスも必要となります。この例では、下のパスが前提です。

    /aw/username/Alias/user_data/wire/

  3. ファイルを 9.7 ファイルに変換するには、次のように入力します:

    from100to97 -s C:¥aw¥username¥Alias¥user_data¥wire¥bunchaOLDspheres.wire C:¥aw¥username¥Alias¥user_data¥wire¥bunchaspheres.wire