Showcase または Maya に Alias データを送信する

Showcase に Alias データを送信する

Showcase 2014 をインストールしてある場合は、File メニューに Send to Showcase ツールが表示されます。このツールは、ブックマーク、シェーダ、環境、アンビエント オクルージョンなどのデータを Showcase に書き出すための、単純かつ効率的な方法を提供します。

  1. モデルの一部のみを Showcase に送信する場合は、ジオメトリを選択します。
  2. File > Send to Showcase を選択します。
  3. オプション ボックスで適切なオプションを設定し、Go をクリックします。

    (既に実行中でなければ)Showcase が起動し、データが自動的に読み込まれて表示されます。

オプション

オプションボックスで次のオプションを設定できます。

Conversion Setting
変換に使用されるテッセレーションの許容レベルを指定します。

All-Purpose – 中程度のテッセレーション許容値を使用します。ほとんどのモデルに適しています(既定)。

Large Parts – 粗いテッセレーション許容値を使用します。大きなモデルのパーツに適しています。

Small Details – 細かいテッセレーション許容値を使用します。細かいパーツに適しています。

LOD-Low – ポリゴン数の少ない LOD です。クローズアップ時の品質を落とし、大きなモデルで高いパフォーマンスを提供します。

LOD-Medium – ポリゴン数が中程度の LOD です。中規模のモデルに適しています。

LOD-High – ポリゴン数の多い LOD です。小さなモデルに適していますが、パフォーマンスに大きく影響します。

Geometry Output
All Geometry または Selected Geometry のみを Showcase に送信します。
注: Selected Geometry が選択されている場合、ブックマークとアンビエント オクルージョンは Showcase に読み込まれません。
Show Alias Ambient Occlusion
アンビエント オクルージョンが Alias で計算された場合、このオプションをオンにすると Showcase でのアンビエント シャドウが "Baked" に切り替わり、Alias のアンビエント オクルージョンが表示されます。このオプションがチェックされていない場合、アンビエント オクルージョンは Showcase で再計算されます。
Replace Materials
このオプションがチェックされている場合、Alias Shader Library の割り当てられたマテリアルを Showcase の同等のマテリアルに置き換えます(Showcase の既定のマテリアル置換マップを使用)。このオプションをチェックしない場合、カラー、透明度、拡散反射光の値のみが Showcase の各シェーダに転送されます。
Replacement Map
Replace Materials をオンにした場合、このフィールドで Alias と Showcase 間のシェーダのカスタム マッピングに使用するマテリアル置換マップを指定します。有効な場合、このマップは既定よりも優先されます。(置換マップ テキスト ファイルを作成する方法の詳細については、Showcase のマニュアルを参照してください。)
Visual Style
Showcase で使用する表示スタイルを指定します。Realistic AO ShadowsAbstract Toon Color などの、さまざまなリアルなスタイルや抽象的なスタイルから選択します。
Convert Bookmarks to Shots
このオプションがチェックされている場合、Alias のブックマークが Showcase の静止ショットに変換されます。
Match Environment if Available

このオプションがチェックされている場合、(固定テーブルに基づき) Alias のライブラリ環境と一致する Showcase のライブラリ環境を使用するようになります。見つからない場合は、Showcase Environment の環境を使用します(次のオプションを参照)。

Showcase Environment
Convert Environment if Available がチェックされていない場合、または一致する環境が見つからない場合には、このオプションが Showcase で使用する環境を指定します。Stuttgart (Car Size)Generic (Car Size)Grass Field (Building Size)、または Old Warehouse (Car Size)から選択します。
Ground Plane
Showcase の環境グラウンド平面レベルの位置を指定します。

Use Alias Environment – Alias Environment コントロール ウィンドウで Ground Plane に指定された Height 値を使用します。

Bottom of Model – モデルのバウンディング ボックスの下部に地表プレーンを配置します。

Center Environment
このオプションがチェックされている場合、環境の XY プレーンの中心がモデルのバウンディング ボックスの XY 中心と一致するように環境を配置します。

Maya に Alias データを送信する

Maya 2014 をインストールしてある場合は、File メニューに Send Selected to Maya ツールが表示されます。このツールは、モデリング レイヤやシェーダなどのデータを Maya で読み込むための、単純かつ効率的な方法を提供します。

  1. 書き出すジオメトリをすべて選択します。
  2. File > Send Selected to Maya を選択します。

    (既に実行中でなければ)Maya が起動し、データが自動的に読み込まれて表示されます。

    注: 既定では、Alias では(Maya のように Y 軸ではなく)Z 軸が上方向に向いているため、Maya ではモデルが横向きに回転された状態で表示されます。