歩行者の頭部と、自動車のボンネットを形成する一連のサーフェスとのインパクト ゾーンを表す 1 次カーブを作成します。
衝突時に歩行者の頭部が車のボンネットのどこに当たるかを把握することで、硬い下部構造との衝突が減少するように設計を変更し、歩行者が自動車と衝突したときの生存率を高めることができます。これは現在、複数の国の自動車安全ガイドラインで要求されている事項です。
Pedestrian Protection ツールによって作成されたこのインパクト カーブは、コンストラクション ヒストリを持ち、入力値(歩行者の身長など)またはターゲット サーフェスが変更されると更新されます。
Z 軸が垂直軸で、自動車の中心線が X 軸に沿っていると仮定します。
インパクト カーブを生成する
サーフェスが紫色に変わります。
選択したサーフェイスの 100 mm 前にマニピュレータが表示されます。
ツールにアクセスする前に既に選択していたサーフェイスは、選択に含まれています。
マニピュレータは 10 単位の増分で動きます。キーボードを使用して、より正確な値を入力することもできます。
インパクト カーブが計算され、描画されます。カーブに注釈がアタッチされ、対応する歩行者の身長が表示されます。
デフォルトの構成では、マウスの左ボタンで選択を切り替えます。
インパクト カーブとその注釈が更新されます。
インパクト カーブのパラメータは、ツールを終了した後でも変更できます。これを行うには、Object Edit > Query Editを選択してインパクト カーブを選択するか、最初にインパクト カーブを選択してから Pedestrian Protection ツールを再起動します。
インパクト カーブにはコンストラクション ヒストリがあるため、たとえば CV を引いて入力サーフェスを変更すると、カーブが更新されます。
インパクト カーブを削除して最初からやり直すには、Undo All をクリックします。