アセットをつなぐ

アセットをつなぐ

    アセット パスを手動で作成する

    アセット チェーン パスは、直線、円弧、または 90 度のターンの組み合わせを使用して、AutoCAD のコマンド ラインから素早く作成できます。[円弧]オプションは、曲線のパスを追従できるアセットのみで使用できます。これらのアセットには、コンベヤ、ケーブル トレイ、電線配管、パイプが含まれます。90 度[ターン]オプションは、ガード レール、手すり、安全柵、壁のアセットの場合に表示されます。[ポリライン]コマンドと同じように、[閉じる]オプションによって、アセット チェーンを始点で閉じることができます。

    1. 新しい 2D レイアウトを開始するか、既存の 2D レイアウトを開きます。
    2. [ファクトリ]タブ > [ツール]パネル > [パレット]をクリックし、ドロップダウン メニューから[アセット ブラウザ] をクリックします。
    3. チェーン接続可能なコンベア、壁、安全設備などにアクセスするには、System Assets フォルダを開き、該当するサブフォルダを開きます。
      注: チェーン接続可能なアセットは、次のようにアセット ブラウザに表示されます。
    4. アセットを配置するには、ブラウザからグラフィックス表示にアセットをクリック & ドラッグし、マウス ボタンを離します。
    5. アセットには基点の定義があり、レイアウトの中での位置をいつでも指定することができます。
    6. [開始点を選択するか、ポリラインを選択 <ポリライン>:]プロンプトでアセット チェーンの開始位置をクリックして指定します。
    7. [次のポイント:]プロンプトで、数値(45' など)を入力するか、アセット チェーンの 2 番目のセグメントをインタラクティブに描きます。既定では、セグメントは、既定の[線分]コマンド オプションを使用して直線として描かれます。
    8. 選択したアセットを曲線パスに含めることができる場合は、コマンド ラインに[円弧]オプションが表示されます。1 つまたは複数の曲線セグメントをアセット パスに追加するには、キーボードの[A]キーを押して[円弧]オプションを起動します。直線アセット チェーン セグメントの描画に戻るには、[L]を押します。
    9. 選択したアセットを直角ターンに配線できる場合は、コマンド ラインに[ターン]オプションが表示されます。1 つまたは複数の 90 度のセグメントをアセット パスに追加するには、キーボードの[T]キーを押して[ターン]オプションを起動します。直線アセット チェーン セグメントの描画に戻るには、[L]を押します。
    10. 必要に応じてセグメントの描画を続行します。アセット チェーンを始点で閉じてコマンドを終了する場合は、キーボードの[C]キーを押して[閉じる]オプションを起動します。
    11. [閉じる]オプションを使用しない場合は、終了したらキーボードの[Enter]キーを押すか、右クリックしてポップアップ コンテキスト メニューの[Enter]または[キャンセル]を選択します。

    チェーン接続可能なアセットのルートが完成しました。

    アセット パスとしてポリラインを使用する

    既存の 2D ポリラインを使用して、アセット チェーンのパスを定義することができます。たとえば、1 つのポリラインは壁を表し、2 番目はベルト コンベアのパスを定義し、3 番目はコンベアを囲むハンドレールを表すことができます。

    1. 新しい 2D レイアウトを開始し、アセット チェーンのパスを表す 1 つまたは複数のポリラインを描きます。
    2. または、1 つまたは複数の既存のポリラインが含まれるレイアウトを開きます。
    3. [ファクトリ]タブ > [ツール]パネル > [パレット]をクリックし、ドロップダウン メニューから[アセット ブラウザ] をクリックします。
    4. チェーン接続可能なコンベア、壁、または安全設備にアクセスするには、System Assets フォルダを開き、該当するサブフォルダを開きます。
      注: チェーンが可能アセットは、次のようにアセット ブラウザに表示されます。
    5. アセットを配置するには、ブラウザからグラフィックス表示にアセットをクリック & ドラッグし、マウス ボタンを離します。
    6. [開始点を選択するか、ポリラインを選択 <ポリライン>:]プロンプトが表示されたら、キーボードの[P]キーを押して[ポリライン]オプションを起動します。
    7. 次に、チェーン接続可能なアセットのルートに変換するポリラインを選択するようプロンプトが表示されます。
    8. 1 つまたは複数のポリラインを選択し、[Enter]キーを押してコマンドを終了します。

    選択したポリラインが強調表示され、チェーン接続可能なアセットのルートに変換されます。

    Inventor Factory のチェーン アセットの使用方法

    チェーン アセットが含まれる 2D レイアウトを Inventor Factory に送信すると、2D アセットが対応する 3D アセットに自動的に置き換えられます。レイアウト同期と呼ばれる双方向の自動調整リンクが 2D DWG と 3D ファクトリの床のレイアウトとの間に作成されますが、このリンクは後で解除できます。

    Inventor Factory でチェーン アセットが含まれる 2D DWG を活用するには、4 種類の方法があります。

    方法 1: AutoCAD Factory の[Inventor を同期]コマンドを使用します。Inventor がまだ実行されていない場合は、Inventor を起動し、新しいレイアウトを作成すると、3D チェーン アセットが自動的に取り込まれます。

    方法 2: Inventor Factory で、[ファクトリの起動]パネルの[DWG からの新規レイアウト]コマンドを使用して、新しいレイアウトを開始します。ファイル名の入力を求められたら、チェーン接続可能なアセットが含まれている 2D DWG を指定します。新しいレイアウトが作成され、3D チェーン アセットが自動的に取り込まれます。

    方法 3: Inventor Factory でレイアウトが既に開かれている場合は、[Suites Workflows]パネルの[AutoCAD から作成]コマンドを使用します。ファイル名の入力を求められたら、方法 2 と同様に、チェーン接続可能なアセットが含まれている 2D DWG を指定します。新しいレイアウトが作成され、3D チェーン アセットが自動的に取り込まれます。

    方法 4: Inventor Factory で、[新規レイアウト]コマンドを使用して、新しいレイアウトを開始します。次に、[DWG オーバーレイの追加]コマンドを使用して、チェーン接続可能なアセットが含まれている 2D DWG を指定します。DWG がファクトリの床にオーバーレイされ、3D チェーン アセットが自動的に取り込まれます。

    ヒント: 上記の方法 1、2、3 は推奨作業手順です。

    Inventor Factory の一部のチェーン アセットが異なる色で表示される理由

    場合によっては、アセット チェーン プロセスで非標準のアセットの長さが作成され、カスタム アセットに自動的に変換されることがあります。この問題の可能性を警告するために、これらのカスタム アセットは赤を使用して表示されます。

    注: Inventor Factory の[ファクトリ オプション]ダイアログ ボックスの[DWG]タブで、カスタム カラーを無効にしたり、赤以外のカスタム カラーを指定できます。