自由度の保持

ジョイントを要することなく、剛体として動作するパーツもあります。パーツの動作という点では、溶接ボディは、親アセンブリ内の拘束チェーンで動作するサブアセンブリと同じように機能します。同様に、普段は溶接グループを構成するコンポーネントは、シミュレーション内の動きの自由度を必要とします。これに該当するのは、たとえばのこぎり歯モデルの溶接グループです。

2D 接触の作成

  1. ブラウザで、[可動グループ]を展開します。
  2. フォロア ローラを右クリックし、[自由度を保持]をクリックします。ローラの動作特性が保持されます。
  3. グラフィックス領域で、フォロアをクリックして、カム クランク アセンブリから離れるようにドラッグします。
  4. リボンで、 [ダイナミック シミュレーション]タブ [ジョイント]パネル [ジョイントを挿入] をクリックし、一覧から、[2D 接触]を選択します。
  5. カムの周囲のエッジ(1)を選択します。
  6. ローラ コンポーネントで円形状のスケッチ(2)を選択します。
  7. [適用]をクリックします。このように、スケッチ ジオメトリは、シミュレーションの定義に利用できます。
  8. ローラがカムに接触するまでフォロアをドラッグします。食い込まないように注意してください。2D 接触によって、2 つのコンポーネントに機械的な関係が確立されます。
  9. 2D 接触にはプロパティを設定し、荷重ベクトルを表示します。ブラウザで[2D 接触ジョイント]を右クリックして、[プロパティ]を選択します。
  10. 反発係数値を 0.0 に設定します。
  11. ダイアログ ボックスを展開して下部のセクションにアクセスします。[法線]ボックスをクリックし、[尺度]を 0.003 に設定します。