ハッチングパターンは断面図で使用され、スケッチ内のプロファイルを塗りつぶすことを目的としています。ほとんどの規格では単一のハッチング パターンの使用を指定し、パターンの角度は、モデルの断面図における個々のパーツに関して自動的に変更されます。企業によっては、異なる材料に対して異なるハッチング パターンを使用し、材料を区別しやすくしている場合もあります。この演習では、ハッチング パターンを材料にマッピングしたり、カスタム ハッチング パターンをインポートしたり、ハッチング パターンの外観を上書き変更する方法について学びます。
- ビュー A-A にズームします。これは単一パーツのビューであるため、すべてのプロファイルに同じハッチング パターンがあります。
- [管理]タブで、[スタイルと規格]パネル [スタイルおよび規格エディタ]の順にクリックします。
- [規格]ノードを展開し、「Modified Standard (ISO)」を選択します。
- [材料のハッチング パターンの既定]タブを開きます。
既定のハッチング パターンは ANSI 31 に設定され、材料は一覧表示されません。
- [材料スタイルをインポート]で、[ライブラリから]をクリックします。すべての材料がマテリアル ライブラリからインポートされ、それらはすべて既定のハッチング パターンにマッピングされます。
注: 材料が表示されない場合、マテリアル ライブラリが使用可能になっているか確認してください。
- 下方向に[Steel, Mild]までスクロールして、ハッチング パターンをクリックします。次に、[ハッチング パターン]の一覧を展開します。この一覧には、ANSI 31、いくつかの ISO ハッチング パターン、および「その他...」が表示されます。
- [その他...]をクリックして、[ハッチング パターンを選択]ダイアログ ボックスを開きます。[ANSI 32]の[提供]ボックスを選択して、[OK]をクリックします。
ANSI 32 ハッチング パターンが図面で利用できるようになります。
- ANSI 32 ハッチング パターンを「鉄鋼(軟)」材料の既定のハッチング パターンに設定するには、[ハッチング パターン]の一覧から[ANSI 32]を選択します。[保存]、[完了]の順にクリックします。
ハッチング パターンを材料にマッピングすると、新しい断面図ではそれらのパターンが自動的に使用されます。既存のビューについては、ハッチング パターンを手動で更新する必要があります。
- 断面図でハッチング パターンを更新するには、パターンを右クリックして、[パターン][材料別]を選択します。
次の図に示すように、断面図が更新されて ANSI 32 ハッチング パターンが使用されます。
このパーツ断面に関しては、ハッチング パターンの間隔が近過ぎます。
- パターンを右クリックし、[編集...]を選択します。
[尺度]を2に変更し、[OK]をクリックします。
次の図に示すように、ハッチング パターンが更新されます。
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