タスクからのログ ファイル

ログ ファイルにはタスクの処理情報が保存されるため、ログ ファイルを見れば、タスクがどのように進行したのかがわかります。

ログ ファイルから Excel にエラーをエクスポートする

[タスク スケジューラ]ログ ファイルはタスク エラーを追跡します。次に、タスク スケジューラエラー .mdb ファイルから Excel ファイルにエラーをエクスポートし、エラーの検出と理解が容易になるようにできます。

Excel ファイルでは、エラーのタイプごとに別々のシートが生成されます。各シートの最初の列には、エラー ファイルが表示されます。2 番目の列には、対応するタスク名が表示されます。

すべてのタスクのタイプに共通したログ ファイル情報

エラー メッセージ

推奨する操作

[Apprentice Server を使用してファイルを開くことができませんでした。]

入力ファイルをチェックし、追加されたファイルのフォーマットをAutodesk Inventorが読み込めることを確認し、もう一度タスクを実行します。

タスクを開始する前に、Autodesk Inventor で入力ファイルを開いて保存します。

[ファイルは存在しません。]

タスクを実行する直前に、読み込み先フォルダに存在する入力ファイルを確認します。タスクの実行開始時刻がスケジュールされたときから、フォルダの中身が変更されている可能性があります。

[ファイルに未解決の参照が含まれています。]

マイグレーション タスクや更新タスクの[解決した参照のあるファイルをスキップ]オプションをオフにしてから、タスクを実行します。

Autodesk Inventor で入力ファイルを開いてファイル参照を正しく設定し、ドキュメントを保存してからタスクを再実行してください。

[ファイルは読み取り専用です。]

入力ファイルの読み取り専用プロパティを削除し、タスクをもう一度実行します。

[プロジェクトが存在しません。]

読み込み先に存在するアクティブなプロジェクトを確認します。

タスクのタイプに固有のログ ファイル情報

ファイルをマイグレーション、デザインを更新する

ログの解説情報

  • [開く]: 秒数(列 5)です。
  • [更新]: 更新前と更新後の不完全フィーチャ数(列 5)と違反フィーチャ数(列 6)の違いです。
  • [再構築]: 再構築前と再構築後の不完全フィーチャ数(列 5)と違反フィーチャ数(列 6)の違いです。
  • [チェック]: 開いたときと更新および再構築後の体積の違い(列 5)です。
  • [保存]: 秒数および保存前と保存後のファイル サイズ(バイト)の違い(列 6)です。
  • [閉じる]: 秒数(列 5)です。

[操作結果テーブル]: 操作のタイプを表す行と操作結果を表す列で構成されます。ヘッダとフッタに、マイグレーション前と後のビルド番号が記載されます。

[操作]列: タスクを処理するために、タスク スケジューラで実行するさまざまな操作のシーケンスを指定します。

  • [開く]: Autodesk Inventor のマイグレーション先バージョンのファイルを開きます。
  • [更新]: 古いファイルを新しい Autodesk Inventor バージョンに更新します。メモリ内で大幅に編集されたジオメトリのみ、再生成します。これらの編集によりファイル サイズが変わることがあります。
  • [チェック]: ファイルのマイグレーション前後のマス プロパティをチェックします。
  • [保存]: ファイルをマイグレーション後のバージョンに保存します。
  • [閉じる]: マイグレーション後にファイルを閉じます。
  • [パージ]: マイグレーション タスクの終了後に旧バージョンのフォルダからマイグレーションされた旧バージョンのファイルを削除します。

エラーと推奨する解決策

失敗した操作

失敗の原因

推奨する操作

開く

セキュリティ ツールまたはアプリケーションをアクティブにしました。

セキュリティ ツールとアプリケーションを無効にしてから、もう一度タスクを実行します。

 

他のアプリケーションの実行中に、タスクを開始しました。

Autodesk Inventor タスク スケジューラの処理を終了させる可能性のあるアプリケーションを閉じてから、タスクを再実行します。

 

Autodesk Inventor の他の操作が終了する前に、タスクを開始しました。

Autodesk Inventor を閉じ、タスク マネージャに Autodesk Inventor の処理のフットプリントが残っていないことを確認してから、タスクを再実行します。

[更新]

Autodesk Inventor では、リリース 6 より古いバージョンのファイルは更新できません。

自分のファイルがリリース 6 以降であり、現在更新の対象であることを確認します。

 

Autodesk Inventor でファイルの更新に失敗しました。

失敗したファイルをAutodesk Inventor で再構築し、失敗に関する詳細情報を取得します。[マイグレーション オプション]ダイアログ ボックスで、[全体の再構築]をオンにしてから、もう一度タスクを実行します。

[チェック]

マイグレーション前と後のマス プロパティが一致しません。

Autodesk Inventor でファイルを開いて保存し、現在のバージョンにマイグレーションするか、エラーの詳細情報を取得します。

保存

マイグレーションするファイルを使用する可能性のある他の処理を実行しています。

追加ファイルを使用する可能性のあるすべての処理を閉じてから、もう一度タスクを実行します。

 

ファイルが書き込み状態に設定されていません。

ファイルの書き込み権限を設定します。

 

[更新]ではなく[再構築]を使用します。

[マイグレーション オプション]ダイアログ ボックスで、[全体の再構築]をオンにしてから、もう一度タスクを実行します。

閉じる

Autodesk Inventor の他の操作が終了する前に、タスクを開始しました。

Autodesk Inventor を閉じ、タスク マネージャに Autodesk Inventor の処理のフットプリントが残っていないことを確認してから、タスクを再実行します。

[パージ]

失敗しました。

マイグレーション タスクが終了してから手作業で旧バージョンのフォルダを消去します。

DWF ファイルをパブリッシュ、ファイルをエクスポート、IDW を DWG に変換

[操作結果テーブル]: 操作のタイプを表す行と操作結果を表す列で構成されます。

[操作]列: タスクを処理するために、タスク スケジューラで実行する操作のシーケンスを指定します。

  • [トランスレータの取得]: 入力ファイルを別の出力形式に変換するためのファイル タイプに基づいて、Autodesk Inventor の適切なトランスレータを取得します。
  • [開く]: Autodesk Inventor の現在のバージョンのファイルを開きます。
  • [エクスポート]: 入力ファイルを出力形式に変換します。
  • [閉じる]: エクスポート後にファイルを閉じます。

エラーと推奨する解決策

失敗した操作

失敗の原因

推奨する操作

開く

セキュリティ ツールまたはアプリケーションをアクティブにしました。

セキュリティ ツールとアプリケーションを無効にしてから、もう一度タスクを実行します。

 

Autodesk Inventor の他の操作が終了する前に、タスクを開始しました。

Autodesk Inventor を閉じ、タスク マネージャに Autodesk Inventor の処理のフットプリントが残っていないことを確認してから、タスクを再実行します。

[エクスポート]

失敗しました。

更新タスクを作成してファイルを再構築してから、もう一度タスクを実行します。

エクスポート タスクを作成して、もう一度ファイルをエクスポートします。

閉じる

Autodesk Inventor の他の操作が終了する前に、タスクを開始しました。

Autodesk Inventor を閉じ、タスク マネージャに Autodesk Inventor の処理のフットプリントが残っていないことを確認し、タスクを再実行します。

[ファイルを印刷]

[操作結果テーブル]: 操作のタイプを表す行と操作結果を表す列で構成されます。

[操作]列: ファイルをパブリッシュするために、タスク スケジューラで実行する操作のシーケンスを指定します。

  • [開く]: Autodesk Inventor の現在のバージョンのファイルを開きます。
  • [マネージャの取得]: 入力ドキュメントの印刷に適した Autodesk Inventor 印刷マネージャ API を取得します。
  • [オプションの設定]: 印刷オプションを設定し、その設定を選択したプリンタに送信します。
  • [印刷]: 入力ファイルを選択したプリンタに送信し、印刷操作を実行します。
  • [閉じる]: 印刷後にファイルを閉じます。

エラーと推奨する解決策

失敗した操作

失敗の原因

推奨する操作

開く

セキュリティ ツールまたはアプリケーションをアクティブにしました。

セキュリティ ツールとアプリケーションを無効にしてから、もう一度タスクを実行します。

 

Autodesk Inventor の他の操作が終了する前に、タスクを開始しました。

Autodesk Inventor を閉じ、タスク マネージャに Autodesk Inventor の処理のフットプリントが残っていないことを確認し、タスクを再実行します。

[マネージャの取得]

Autodesk Inventor のインストールの問題です。

Autodesk Inventor が正常にインストールされ、実行されていることを確認してから、タスクを再実行します。

[オプションの設定]

Autodesk Inventor のインストールの問題です。

Autodesk Inventor が正常にインストールされ、実行されていることを確認してから、タスクを再実行します。

[印刷]

プリンタに問題が発生して失敗することがあります。

プリンタの設定と接続を確認します。

閉じる

Autodesk Inventor の他の操作が終了する前に、タスクを開始しました。

Autodesk Inventor を閉じ、タスク マネージャに Autodesk Inventor の処理のフットプリントが残っていないことを確認してから、タスクを再実行します。

ファイルをインポート

[操作結果テーブル]: 操作のタイプを表す行と操作結果を表す列で構成されます。

[操作]列: タスクを処理するために、タスク スケジューラで実行する操作のシーケンスを指定します。

  • [トランスレータの取得]: 入力ファイルを出力形式に変換するためのファイル タイプに基づいて、Autodesk Inventor の適切なトランスレータを取得します。
  • [開く]: Autodesk Inventor の現在のバージョンのファイルを開きます。
  • [インポート]: 入力ファイルを出力形式に変換します。
  • [閉じる]: インポート後にファイルを閉じます。

エラーと推奨する解決策

失敗した操作

失敗の原因

推奨する操作

[トランスレータの取得]

トランスレータ アドインがロードされていません。

Autodesk Inventor を開いて、対応するトランスレータ アドインをロードしたかどうかを確認します。

開く

セキュリティ ツールまたはアプリケーションをアクティブにしました。

セキュリティ ツールとアプリケーションを無効にしてから、もう一度タスクを実行します。

 

Autodesk Inventor の他の操作が終了する前に、タスクを開始しました。

Autodesk Inventor を閉じ、タスク マネージャに Autodesk Inventor の処理のフットプリントが残っていないことを確認してから、タスクを再実行します。

[インポート]

失敗しました。

インポートするファイルが、現在のバージョンの Autodesk Inventor と互換性があるかどうかを確認します。

[閉じる]

Autodesk Inventor の他の操作が終了する前に、タスクを開始しました。

Autodesk Inventor を閉じ、タスク マネージャに Autodesk Inventor の処理のフットプリントが残っていないことを確認してから、タスクを再実行します。

[Vault からチェックアウト]

[操作結果テーブル]: 操作のタイプを表す行と操作結果を表す列で構成されます。

[操作]列: ファイルをパブリッシュするために、タスク スケジューラで実行する操作のシーケンスを指定します。

  • [チェックアウト]: 選択したファイルを Vault サーバからローカル マシンにチェックアウトします。

エラーと推奨する解決策

失敗

推奨する操作

ファイルは既にチェックアウトされています。操作は実行されません。

関連するデータセットをチェックインしてから、チェックアウト タスクを実行します。

チェックアウトを取り消し

子で失敗しました

追加したファイルの解決した参照をチェックします。

Vault サーバ エラー

Vault サーバをチェックし、必要に応じて再起動します。

Vault サーバへのログインに失敗しました。

ユーザ名とパスワードが、Vault サーバへのログインにまだ有効かどうかを確認します。

[Vault にチェックイン]

[操作結果テーブル]: 操作のタイプを表す行と操作結果を表す列で構成されます。

[操作]列: ファイルをパブリッシュするために、タスク スケジューラで実行する操作のシーケンスを指定します。

  • [チェックイン]: 選択したファイルを Vault サーバにチェックインします。

[ステータス]: 操作の状態を記録し、操作が成功したか失敗したかを報告します。

エラーと推奨する解決策

失敗

推奨する操作

ファイルは既にチェックインされています。操作は実行されません。

関連するデータ セットをチェックアウトしてから、そのデータ セットを Vault にチェックインします。

関連するデータ セットを Vault サーバから削除してから、そのデータ セットを Vault にチェックインします。

子で失敗しました

追加したファイルの解決した参照をチェックします。

Inventor 9 以前のファイルはこのバージョンのタスク スケジューラの Vault に追加できません。タスク スケジューラを使ってこれらのファイルを Vault に追加する前に、ファイルをマイグレーションしてください。

最初に旧バージョンのファイルを更新してから、もう一度タスクを実行します。

Vault サーバ エラー

Vault サーバをチェックし、必要に応じて再起動します。

Vault サーバへのログインに失敗しました。

ユーザ名とパスワードが、Vault サーバへのログインにまだ有効かどうかを確認します。

Vault から最新バージョンのログを取得する

[操作結果テーブル]: 操作のタイプを表す行と操作結果を表す列で構成されます。

[操作]列: 最新バージョンのファイルを取得するために、タスク スケジューラで実行する操作のシーケンスを指定します。

  • [最新バージョンを取得]: チェックインしている最新バージョンのファイルを読取り専用として取得します。

エラーと推奨する解決策

失敗

推奨する操作

Vault サーバ エラー

Vault サーバをチェックし、必要に応じて再起動します。

Vault サーバへのログインに失敗しました。

ユーザ名とパスワードが、Vault サーバへのログインにまだ有効かどうかを確認します。

標準コンポーネントを更新

失敗

推奨する操作

失敗: 不明なエラー

パーツの更新に失敗しました。失敗の原因を突き止めることはできません。

失敗: パイプ パーツはチューブ&パイプに所属しています。パーツをチューブ&パイプ アプリケーションで更新する必要があります。

チューブ&パイプ機能を使用して、パーツを更新してください。このメッセージはほとんど表示されません。更新コマンドがコンテンツ センター ファイルの格納場所にないパーツに対しては機能しないためです。

失敗: 標準パーツはチューブ&パイプに所属しています。このパーツはチューブ&パイプ アプリケーションで更新する必要があります。 チューブ&パイプ機能を使用して、パーツを更新してください。このメッセージは、チューブ&パイプ アプリケーションが標準パーツをインスタンス化する場合にのみ発生します。
失敗: Vault からチェックアウトできません。 ファイルを Vault からチェックアウトできない理由を確認してください。
警告: パーツ ファミリに「異常」ラベルが付いています。パーツ ファイルの正当性をチェックしてください。 この警告は、異常なファミリを示しています。パーツ ファイルをチェックして、不具合を修正してください。
失敗: パーツ ファイルを作成できません。不明なエラー。

失敗: パーツ ファイルを作成できません。コンテンツ センター ファイルの場所に対する読み取り/書き込み権限がありません。

 

失敗: パーツ ファイルを作成できません。ファミリ フォルダ内に、既存のパーツ ファイル名が同じで、別のファミリに所属しているものが見つかりました。

 

失敗: パーツ ファイルを作成できません。ファミリ フォルダ内に、既存のパーツ ファイル名が同じで、別のファミリに起源を持つものが見つかりました。

 

失敗: 材料を設定できません。

 

失敗: パーツ ファイルを作成できません。パーツ ファイル名が、パス長さの上限を越えています。

 

失敗: パーツ ファイルを作成できません。フィーチャの省略または省略解除に失敗しました。

 

失敗: パーツ ファイルを作成できません。パーツ テンプレートにねじフィーチャまたは穴フィーチャが見つかりません。

 

失敗: パーツ ファイルを作成できません。ねじフィーチャまたは穴フィーチャを作成できません。

 

失敗: パーツ ファイルを作成できません。パラメータ値が不正です。

 

失敗: 新しいパーツ ファイルは正しく作成されましたが、アセンブリ内の置換に失敗しました。

上記は、パーツ ファイルの作成時に表示される場合があるメッセージです。各メッセージは読めば意味がわかります。

アセンブリのシュリンクラップ

シュリンクラップ操作のログ ファイル項目は、すべてのタスクで共通です。

エラーの種類を説明するメッセージが表示されます。

ログ ファイルの[タスク概要]には、処理されたファイル数とそのうちの失敗したファイル数が示されます。失敗したファイルの概要が含まれます。

最後のエントリは、タスクと日時です。

パージ タスク

エラー メッセージ

推奨する操作

パージに成功しました。 指定したドキュメントにあるすべての未使用の材料、外観、およびスタイルが正常にパージされました。
ドキュメントがチェックアウトされていないため、このドキュメントのパージをスキップしました。 1 つまたは複数のファイルをチェック アウトし、パージ タスクを再実行します。
すべての未使用の材料、外観、およびスタイルのパージに失敗しました。 指定したファイルを現在のバージョンの Inventor にマイグレーションし、パージ タスクを再実行します。
すべての材料、外観、およびスタイルが使用されているかまたは参照されているので、パージタスクはスキップされます。 指定したドキュメントに、未使用または参照されていない材料、外観、またはスタイルが含まれていないことを確認します。

順次タスク

順次タスクのログの詳細は、すべてのサブタスクのタイプと同じです。各タスク タイプのログの説明を参照してください。

[カスタム タスク]

カスタム タスク用に生成されたログ ファイル情報はありません。