ジョイントをテストおよび検証する

(ジョイントの挿入または拘束の変換により) ジョイント を作成したのち、機構の機能をいくつかの方法により検証することができます。[機構ステータスと冗長性]を使用して 重複拘束 を削除してから、新たな解をテストすることができます([機構ステータスと冗長性]は他の所で説明します)。実際に シミュレーション を実行しなくとも、機構を駆動することもできます。機構を駆動するにはいくつかの方法があります。1 つの方法は、[ダイナミック パーツ モーション]を使用することです。これについては他のトピックで説明されています。その他の方法について次に説明します。

ダイナミック パーツ モーション ライト

アセンブリとダイナミック シミュレーションの両方の環境で使用できるフィーチャをドラッグして移動することによって、機構を駆動します。このモードは、ダイナミック パーツ モーションと似ていますが、コントロール性は劣ります。たとえば、グローバル モーションのダンピングはコントロールできません。

注: ドラッグして動かしたパーツがジョイントに接続されている場合、パーツはジョイントの自由度に従って動作します。ただし、ジョイントに接続されていないパーツもドラッグして移動することができます。確認するモーションのタイプが分かるように、機構を慎重に検討することが重要です。
  1. グラフィックス ウィンドウで、移動するパーツ上の点をクリックします。
  2. マウス ボタンを押しながら、パーツを移動します。

    ツールチップに[コンポーネントを新しい場所にドラッグ]というメッセージが表示されます。

  3. この方法でパーツの移動を中止するときは、マウス ボタンを放します。

    グラフィックス ウィンドウで、マウス ボタンを放したときの位置にパーツが表示されます。

モーションをシミュレートするパーツのドラッグ方法を表示する

運動学的な動き

標準ジョイントの自由度の初期位置を変更することによって、機構を駆動します。このプロセスにより、機構の運動学的な機能が正しいことを確認し、正しい機能の限界を見つけることができます。

  1. [ダイナミック シミュレーション]ブラウザ内で、検証する標準ジョイントを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
  2. 検証する自由度の[自由度]タブをクリックします。

    既定では、[初期条件を編集]ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. グラフィックス ウィンドウで機構への影響を観察しながら、自由度の位置(回転の角度、角柱状の距離)を徐々に増加させます。

    位置の変更に応じて、グラフィックス ウィンドウの表示が変わります。

    • [ロック]チェック ボックスがオフになっていることを確認します。
    • [位置]フィールドをクリックします。
    • キーボードの上下の矢印キーまたはマウスのスクロール ホイールを使用して、値を増加または減少させます。

    値の境界セットがあり、最小または最大の境界に達した場合、エラー メッセージが表示されます。