フレーム解析データは、RTD(ロボット構造ファイル)ファイル形式に書き出すことができます。
[パブリッシュ]パネルで、[エクスポート]コマンド をクリックします。Autodesk Robot Structural Analysis プログラムがインストールされているかどうかによって、Autodesk Robot Structural Analysis との統合のダイアログ ボックスのオプションが有効になります。
RTD ファイルには、定義済みの荷重、拘束、リジッド リンク、リリース、梁材料、および梁断面が含まれます。保存したドキュメントを Autodesk Robot Structural Analysis Professional で開いたり、Autodesk Inventor アセンブリから書き出したデータに基づいて結果を計算することができます。
書き出し中に、Robot Structural Analysis(RSA) プログラムは、Autodesk Inventor の標準断面を RSA データベースにマッピングしようとします。該当する断面が、RSA で使用可能な鋼断面データベースで検出された場合、そのすべてのプロパティは RSA データベース由来です。これ以外の場合は、この断面は形状を無視して定義されます。慣性モーメントなどの断面積などの値は、Autodesk Inventor フレーム解析データベースから割り当てられます。これによって、鋼の設計や接続の検証などの、追加の RSA 機能を実行できるようになります。一方、RSA の結果は、断面のパラメータが同一でないため、フレーム解析の結果とは若干異なる場合があります。
次のエクスポート オプションを使用できます。
[シミュレーションを Autodesk Robot Structural Analysis の RTD ファイルとして保存する(間接転送)]: [OK]をクリックすると標準の[名前を付けて保存]ダイアログ ボックスが開くので、RTD ファイルを保存する場所を指定します。
[シミュレーションを Autodesk Robot Structural Analysis に送信する(直接転送)]: Autodesk Inventor の現在のフレーム解析データに基づいて、Autodesk Robot Structural Analysis で計算モデルを直接作成します。
[Autodesk Robot Structural Analysis の新規プロジェクトを作成する]: Autodesk Robot Structural Analysis でプロジェクトを作成する場合に選択します。
[現在の Autodesk Robot Structural Analysis プロジェクトと結合する]: フレーム解析での変更後、Autodesk Robot Structural Analysis で現在開かれているプロジェクトを修正します。
データは、Autodesk Inventor から Autodesk Robot Structural Analysis Professional 2011 にエクスポートできます。ただし、断面は変換されず、Autodesk Robot Structural Analysis Professional 2010 にエクスポートされません。旧バージョンの Robot Structural Analysis はサポートされていません。