[完全ロード]と[簡易ロード]

[完全ロード]はすべてのコンポーネント データをロードし、すべてのコマンドが使用可能です。[簡易ロード]は大規模なアセンブリのファイルを開く時間が大幅に(3~5 倍)短縮されますが、一部のコマンドが使用できません。[簡易]が[アセンブリ]アプリケーション オプションで有効になっている場合、拡張表示データが最上位レベルのアセンブリ(.iam)ファイルに保存されます。この特別なデータにより、Inventor でアセンブリを開く時間が短縮されます。

簡易モードを有効にする

簡易モードを有効にし、[アプリケーション オプション]でファイルを開く際の既定の動作を設定します。
  1. リボンで、 [ツール]タブ [オプション]パネル [アプリケーション オプション]
  2. [アセンブリ]タブをクリックします。
  3. [簡易モードのワークフローを有効化]をクリックします。

簡易モードの使用に必要な表示データを格納するには、このオプションが有効な状態で各アセンブリ ファイルを開いて保存します。

一部のコマンドは簡易モードでは使用できないため、固有のファイルしきい値に基づいてファイルを開く際の既定の動作を設定できます。この設定により、小規模なアセンブリやあまり複雑でないアセンブリが完全に開いた状態で、簡易モードで非常に大規模なアセンブリを開くことができます。

[アプリケーション オプション]でしきい値を設定するには:
  1. [アセンブリ]タブをクリックします。
  2. [一意の参照ファイルが超過する場合は簡易モードで開く]の数値を設定します。アセンブリ モデルのファイルを開く際の大幅なパフォーマンスの向上を表す数値を選択します。ファイルを開く時間は、オカレンスの数、モデル ジオメトリの複雑さ、システムのハードウェア仕様などの要素によって異なります。
ヒント: アセンブリ ファイルを元のサイズに戻すには、すべてのドキュメントを閉じ、[簡易モードのワークフローを有効化]チェック ボックスをオフにします。次回アセンブリ ファイルを開いて保存するとき、簡易データは削除されます。

簡易モードを開始する

簡易モードを有効にして、アセンブリを保存した後、しきい値の値を使用して、ファイルを開く際の既定のモードを設定します。しきい値以上のアセンブリは、既定では簡易モードで開きます。

[ファイルを開くオプション]を使用する

[ファイルを開く]オプションを使用して、簡易オードでアセンブリを開くかどうかを決定することもできます。アセンブリを完全に開くには、このチェック ボックスをオフにします。
注: [簡易モードで開く]チェック ボックスをオンやオフにできない場合は、アセンブリが必要な表示データとともに保存されておらず、完全に開きません。

簡易モードのコマンド

[簡易]では、一部のコマンドは使用できません。必要なコマンドが使用できない場合は、[完全ロード]を選択します。