固定スケッチ ルート セグメントを作成する

固定ルートの一部の領域では、自動ルートのダイナミック更新が適切でない場合があります。スケッチ拘束と寸法拘束を適用するには、さまざまなスケッチ ルーティング コマンドを使用して、ルート ポイントとセグメントを手動で定義します。

スケッチ ルート セグメントを作成する際、右クリック メニューの[自動寸法]オプションを使用して、一般寸法と被駆動寸法を切り替えることができます。被駆動寸法のルート ジオメトリは後でダイナミックに編集できます。

スケッチ ルート セグメントを手動で作成する作業手順を以下に示します。

  1. ルート環境をアクティブにします。
  2. リボンで、 [ルート]タブ [作成]パネル [ルート] の順にクリックします。
  3. 新しいルートを開始する場合は、次のいずれかの方法を使用してルート始点を定義します。
    • ジオメトリを選択するには、円形状エッジや作業点などの有効なジオメトリをクリックします。選択を行う際には、目的の方向に軸が向いていることを確認してください。
    • ハイライト表示されているエッジから離れている点を選択するには、軸に沿った任意の位置をクリックします。
    • ある距離だけ離れている点を定義するには、カーソルが軸線上にあるときに右クリックし、[距離入力]を選択します。[距離入力]ダイアログ ボックスに値を入力します。
  4. 事前ルート スケッチのための被駆動寸法の作成をキャンセルする場合は、右クリックして[自動寸法]チェック ボックスをオフにします。
  5. 3D マニピュレータ ツールの軸の方向を変更するには、次のいずれかの操作を行います。
    • パイプ ルートの場合は、45 度の角度矢印をクリックします。
    • パイプ ルートの場合は、右クリックして[カスタム ベンド]を選択し、曲げを定義します。
    • 適切な軸を右クリックし、[エッジと平行]または[面に垂直]を選択します。アセンブリ内のパーツ上のジオメトリに軸を拘束します。
    • 右クリックし、[回転スナップ]を選択します。適切なジオメトリからスナップされた回転方向を設定します。
    注: [エッジと平行]コマンドまたは[面に垂直]コマンドを適用して軸の方向を変更する場合、先行するルート ポイントで通常とは異なる角度(45 度でも 90 度でもない)が要求されることがあります。カスタム ベンドが作成され、3D マニピュレータ ツールで半径矢印と回転矢印を使用できるようになります。
  6. 必要に応じて、パイプ ルートのカスタム ベンドか、チューブ ルートの通常ベンドを定義します。
    • 方向角度を設定するには、回転矢印をクリックしてドラッグするか、回転矢印を右クリックして[角度入力]を選択します。
    • 曲げ半径を設定するには、半径矢印をダブルクリックして値を入力するか、半径矢印を右クリックして[半径入力]を選択します。
  7. 次のルート ポイントを設定するには、次のいずれかの操作を行います。
    • 3D マニピュレータ ツールの軸上にカーソルを移動し、ツールチップまたは右クリック メニューの[距離入力]コマンドを使用してルート ポイントを設定します。軸上にカーソルを置いて、寸法値を直接入力することもできます。
    • 右クリックし、[点スナップ]を選択します。該当するジオメトリからスナップされたルート ポイントを設定します。通常、[点スナップ]コマンドは[回転スナップ]コマンドとともに適用されます。

    軸の上にカーソルを置くと、無効な点の選択(設定されている最小/最大セグメント長さ領域内にない選択)が "x" と表示されます。有効な選択は、緑の点として表示されます。最小の長さに合うが、追加の継手あるいは曲げには短すぎる選択は、青い点で表示されます。

  8. 作成したばかりのセグメントを調整するには、次のいずれかの操作を行います。
    • リボンで、 [ルート]タブ [拘束]パネル [寸法] の順にクリックし、セグメント寸法、曲げ半径、および追加済みの角度を編集します。
    • リボンで、 [ルート]タブ [作成]パネル [ジオメトリを含める] の順にクリックし、必要な参照ジオメトリを追加します。ルート セグメントと参照ジオメトリの間にスケッチ拘束または角度寸法を配置します。
      注: 追加された参照ジオメトリに対して角度寸法を設定する場合、参照ジオメトリが関連するルート セグメントと同一線上にある必要があります。
    • リボンで、 [ルート]タブ [作成]パネル [曲げ] の順にクリックし、近接するルート セグメント間にある共有ルート ポイントのカスタム ベンドを設定します。
    • 必要に応じて、セグメントを空間座標系に正確に配置するには、前のスケッチ ルート ポイントを右クリックし、[コンストラクションを引く]を選択します。コンストラクションを作成し、必要に応じてスケッチ拘束を配置してコンストラクションを固定します。コンストラクションと隣接するセグメントの間に角度寸法を配置することができます。
  9. 3D マニピュレータ ツールが表示されていない場合は、次のいずれかの方法でツールをアクティブ化します。
    • リボンで、 [ルート]タブ [作成]パネル [ルート] 作成した最新のルート ポイントをクリックします。
    • モデル ブラウザまたはグラフィックス ウィンドウで最新のルート ポイントをクリックし、 [ルート]タブ [作成]パネル [ルート] の順にクリックします。
    • モデル ブラウザまたはグラフィックス ウィンドウで最新のルート ポイントを右クリックし、[ルート]を選択します。
  10. ルート ポイントの選択を続行します。
    • スケッチ ルート セグメントをさらに作成するには、手順 4 から 8 を繰り返します。
    • 自動ルート領域を作成するには、有効なジオメトリを選択します。新しい自動ルート領域は現在のルート ポイントから開始し、目的のジオメトリ上で終了します。
  11. ルート ポイントの追加を終了するには、右クリックして[完了]を選択します。
  12. ルートを終了するには、右クリックして[編集終了]を選択します。

    終了したルートを設定したりルートに継手をドロップすることで、別のルートの最初の継手にすることができます。

スケッチ チューブまたはパイプ ルートを手動で作成する方法を表示する