Autodesk Inventor View を Microsoft のアプリケーションに埋め込む

Microsoft Word、PowerPoint、Excel に Autodesk Inventor View コントロールをドキュメントに埋め込んで、パーツ ファイルをドキュメント内で参照することができます。さらに、Autodesk Inventor View コントロールをインストールしている他のユーザに、そのドキュメントを配布できます。これを行うには、ドキュメントに表示するパーツのファイル名に、リンクを作成します。Word、Excel、PowerPoint のファイルを他のユーザに配布する場合は、必ず、ユーザがアクセスできる LAN または WWW サーバ上にファイルを配置してください。他に、ドキュメントと一緒にファイルを配布する方法もあります。

注: Autodesk Inventor View の埋め込みは、Microsoft Office 2000 以降のバージョンでサポートされています。
  1. Autodesk Inventor View を初めて埋め込む場合は、コマンド ウィンドウで InventorViewCtrl.ocx ファイルを登録します。

    Windows の[スタート]メニューから、[ファイル名を指定して実行]を選択します。Windows NT、Windows 2000、Windows XP の場合、command または CMD と入力してコマンド ウィンドウを起動します。コマンド ウィンドウで、Autodesk Inventor の場所(C:¥Program Files [(x86)]¥Autodesk¥Inventor {リリース番号}¥Bin)に移動して「regsvr32.exe InventorViewCtrl.ocx」と入力し、[Enter]を押します。

  2. Microsoft Word、PowerPoint、または Excel を起動します。
  3. [挿入][オブジェクト]を選択します。[オブジェクトを挿入]ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. [新規作成]タブで、[オブジェクトの種類]一覧から[Autodesk Inventor View Control]を選択し、[OK]をクリックします。

    コントロールを表すボックスがドキュメント内に配置され、自動的にデザイン モードになります。

  5. ボックス上のグリップを使用して、図面領域の位置合わせと編集を行います。サイズ変更用のグリップをアクティブにするには、図面領域の外側をクリックしてから、図面領域の内側を再度クリックし、図面領域内に戻る必要があります。
  6. 表示するファイル名を設定するには、ビューア コントロールの内側を右クリックし、[プロパティ]を選択します。ファイル パスを[ファイル名]ボックスに入力します。
  7. ユーザ独自のコントロールをカスタマイズするために、他のプロパティ ボックスを編集することもできます。
  8. デザイン モードを終了し、選択したファイルを表示するには、[コントロール]ツールバーの[設計モード終了]をクリックします。

    コントロールの実行中はデザイン モードになりません。そのため、ドキュメント内でコントロールのプロパティや位置を変更することはできません。

  9. [浮動]ツールバーを表示するには、カーソルをコントロールに移動します。コントロール ウィンドウを右クリックすると、右クリック メニューが表示されます。
  10. デザイン モードに戻るには、再度[設計モード]をクリックします。[設計モード]コマンドが表示されていない場合は、[表示] [ツールバー] [コントロール ツールボックス]を選択します。
  11. ドキュメントを保存し、アプリケーションを閉じます。