[iMate を作成]ダイアログ ボックス

対になる拘束(iMate)をパーツに定義しておくと、パーツをアセンブリに挿入したときに自動的に拘束されます。

記号は iMate を示します。記号によって iMate のタイプと状態が示されます。記号の名前は、他のパーツ内の対応する拘束と同じ名前に変更できます。

1 つのパーツに複数の iMate を定義できます。

アクセス:

リボン: [管理]タブ [オーサリング]パネル [iMate]

[アセンブリ]タブ

タイプ、ジオメトリ、拘束タイプを指定して、iMate を定義します。最初に指定した拘束が最優先の iMate になります。

タイプ

アセンブリ内にパーツを挿入して拘束するときの、対応する拘束タイプを指定します。

[メイト]拘束では、選択した面を、対応する iMate を含むコンポーネント上の別の面と向き合うように配置したり、フラッシュして別の面と隣合わせに配置するように指定します。

[角度]拘束では、選択したエッジや平面が、対応する iMate を含む別のコンポーネントに相対的に配置されるときに許容される角度を指定します。

[正接]拘束では、対応する iMate を含むコンポーネント上の接点での、選択した面、平面、円柱、球、または円錐の接触方法を指定します。

[挿入]拘束では、対応する iMate を含むコンポーネント上の、平面同士または軸同士のメイト拘束を指定します。

[選択]

他のパーツの iMate に拘束する、パーツ上のジオメトリを選択します。

[オフセット]または[角度]

iMate の対応する拘束同士の、オフセット距離や角度を指定します。

[拘束タイプ]

パーツがアセンブリ内の対応する iMate に拘束されたときに、定義されている関係を表示します。

[モーション]タブ

タイプ

[回転]モーション拘束では、あるコンポーネントを、指定した比率で別のコンポーネントに相対的に回転させます。選択した円柱間のジオメトリックな比率は、それぞれの円柱状の面によって既定が設定されます。

[ラック&ピニオン]モーション拘束では、2 つのコンポーネントが、指定した比率で互いに相対的に移動します。

[選択]

2 つのコンポーネントから、拘束するジオメトリを選択します。1 つか複数の曲線、平面、または点を指定して、それぞれをどのようにフィットさせるかを定義します。

[割合]または[距離]

[割合]

[回転]拘束では、最初に選択したコンポーネントが回転するときに、2 番目に選択したコンポネーントがどのくらい回転するかを指定します。たとえば、4.0(4:1)を指定すると、最初に選択したコンポーネントが 1 単位回転するたびに、2 番目に選択したコンポネーントが 4 単位ずつ回転します。また、0.25(1:4)を指定すると、最初に選択したコンポーネントが 4 単位回転するたびに、2 番目に選択したコンポネーントが 1 単位ずつ回転します。既定値は 1.0(1:1)です。2 つの円柱状サーフェスを選択すると、Autodesk Inventorはその 2 つのサーフェスの半径を基準とする既定の比率を計算し、表示します。

[距離]

[ラック&ピニオン]拘束の場合、この距離は、最初に選択したコンポーネントが 1 回転するたびに、2 番目に選択したコンポーネントがどのくらい移動するかを指定します。たとえば、4.0 mm を指定すると、最初に選択したコンポーネントが 1 回転するたびに、2 番目に選択したコンポネーントが 4.0 mm 移動します。最初に円柱状サーフェスを選択した場合、その円周が計算され、既定の距離として表示されます。Autodesk Inventor

[拘束タイプ]

モーションが順方向か逆方向かを指定します。該当するボタンをクリックします。

[名前]および[適合リスト]

[コンポーネント配置]ダイアログ ボックスでコンポーネントを選択し、[iMate でインタラクティブに置換]または[指定の場所に iMate を自動生成]を選択します。少なくとも 1 つのコンポーネントがアセンブリに既に配置されている場合は、iMate がマッチングされます。適合リストを作成して、結果の正確性を高めることができます。

名前

iMate の名前を作成します。名前を入力することができます。空白のままにすると、既定の名前が自動的に作成されます。

[適合リスト]

iMate の名前の一覧を作成します。コンポーネントが配置されると、最初にリストの名前を検索してマッチングが行われ、次に iMate のプロパティとのマッチングが行われます。

[リストに名前を追加]: 名前を追加します。クリックして名前を入力します。

[選択した名前を削除]: 適合リストから名前を削除します。

[上に移動]: 選択した名前の順番を変更します。

[下に移動]: 選択した名前の順番を変更します。

この例では、コンポーネントの複数のインスタンスがはしご形式で配置されます。それには、iMate 適合リストを作成して、ポスト 1 が常に穴 2 に配置されるようにします。

  1. ポスト 1 に、Insert_1 の名前で iMate 挿入拘束を作成します。ダイアログ ボックスを展開して、適合リストの最初のエントリとして推奨マッチ (Insert_2) を作成します。
  2. 穴 2 に、Insert_2 の名前で iMate 挿入拘束を作成します。ダイアログ ボックスを展開して、適合リストの最初のエントリとして推奨マッチ (Insert_1) を作成します。
  3. コンポーネントの最初のインスタンスをアセンブリに配置します。
  4. [コンポーネント配置]ダイアログ ボックスでコンポーネントの 2 番目のインスタンスを配置します。iMate オプション([iMate でインタラクティブに置換]または[指定の場所に iMate を自動生成])を有効にします。
注: 完全に配置で拘束するには、残りのフィーチャで Insert_3 と Insert_4 を作成する手順に従います。