トレース パス

機構をロードし、すべての ジョイント と環境変数を定義したら、コンポーネント上に配置された点の絶対運動学値と相対運動学値(軌道、速度、加速度)を作成できます。軌道経路と速度や加速度 ベクトル をグラフィックス ウィンドウで表示するには、出力グラフをアクティブにして表示するトレースを設定します。トレース コントロールと表示は出力グラフで維持されます。

点の軌道をトレースしてそれを保存し、2D または 3D スケッチ ウィンドウでトレースを表示すると、コンポーネントと接触する他のコンポーネントに必要なクリアランスの決定に役立ちます。

  1. [出力グラフ]ツールバーで[トレースを追加] をクリックします。
  2. [トレース]ダイアログ ボックスで[原点]選択矢印をクリックします。
  3. グラフィックス ウィンドウで、トレースする点を定義するジオメトリ エンティティを選択します。
  4. 固定 の座標系以外を参照として使用する場合は、次の操作を行います。
    • [トレース]ダイアログ ボックスの[参照]ボックスの右にある矢印をクリックします。

      機構のすべての座標系を含むメニューが開きます。

    • 座標系メニューから、選択した点の参照として使用する座標系を選択します。
  5. 選択した点に関してグラフィックス ウィンドウで表示する変数またはベクトルを選択します。

    次の 1 つまたは複数のオプションをクリックできます。

    • [軌道]

      このオプションは、既定ではオンになっています。

    • [速度]
    • [加速度]
  6. [軌道]や 1 つまたは複数のベクトルのチェック ボックスをオンにした場合、変数またはベクトルの色を選択するには、[色を変更]をクリックして Microsoft Windows 標準の[色の設定]ダイアログ ボックスを開きます。
  7. [速度]や[加速度]を選択し、グラフィックス ウィンドウに表示しながらベクトルの尺度を変更するには、[尺度]ボックスに尺度の値を入力します。

    尺度の既定は 0.01 です。ベクトル全体がグラフィックス ウィンドウに表示されるようにベクトルのサイズを変更する場合、尺度を変更します。

  8. 出力グラフに保存する変数を選択します。

    次の 1 つまたは複数のオプションをクリックできます。

    • [軌道]
    • [速度]
    • [加速度]

    [尺度]および[色を変更]は、変数を出力グラフに保存する場合は使用できません。

  9. [OK]または[適用]をクリックします。

    どちらでも選択は保存されますが、[OK]をクリックした場合は同時にこのダイアログ ボックスが閉じます。

  10. まだ シミュレーション を実行していない場合は、実行してください。シミュレーションを既に実行している場合は、キャッシュされたシミュレーション データによってトレースが表示されます。パラメータ値が変わっている場合は、シミュレーションを再実行してトレースを更新してください。

シミュレーションを再実行しないでトレースを追加することができます。[トレース]コマンドを使って、トレースを出力する追加の点を指定します。既存のキャッシュされたシミュレーションによってトレースが計算され、表示されます。トレースは出力結果であるため、トレースが表示されるのは、シミュレーションが実行中であるか実行済みであり、シミュレーション コンストラクション環境に戻っていない場合のみです。

トレースの使用方法を表示する

出力グラフでトレースを表す方法を表示する

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