[JT インポート オプション]ダイアログ ボックス

インポートの条件を指定して、インポート タスクで使用するために選択した JT ファイルに適用します。

インポートするデータ タイプと、データを Autodesk Inventor でグループ化する方法を指定します。タスクに選択したファイルの種類によって、使用できるオプションが決まります。

アクセス:
 

[Import Task]ダイアログ ボックスで JT ファイルを選択した状態で、[オプション]をクリックします。

[保存オプション]  
コンポーネントの保存方法を指定します。
ロード時にコンポーネントを保存 オンにすると、インポートされたコンポーネントを変換後に自動的にディスクに保存します。同じグループにある保存先の編集ボックスで指定したパスに、パーツやアセンブリのファイルを保存します。ファイルを保存する場合、同じ名前が付けられた既存のファイルは、Old Versions フォルダに移動します。
注: [ロード時にコンポーネントを保存]では、インポートの処理時に各コンポーネントをディスクに保存することにより、メモリの消費を最小限に抑えます。大きなアセンブリをインポートする際に、インポートに長時間を要したり失敗する場合は、このオプションを使用してメモリの所要量を少なくしてください。小さなアセンブリの場合は、各コンポーネントをディスクに保存するために要する処理時間の増大により、メモリ使用率改善のメリットが損なわれる可能性があります。
コンポーネントの保存先フォルダ インポート操作によって作成されるパーツ ファイルとアセンブリ ファイルの場所を設定します。[作業スペースに保存]がオンの場合、このフォルダは、[プロジェクトを編集]パネルで定義されます。
最上位アセンブリを個別のフォルダに配置 このオプションがオンの場合、最上位アセンブリファイルがパーツ ファイル以外の場所に保存されます。[作業スペースに保存]がオンの場合、このフォルダは、[プロジェクトを編集]パネルで定義されます。
注: ファイルを開くと参照ファイルが解決されるようにするには、アクティブなプロジェクトに含まれているファイル出力先を指定するか、アクティブなプロジェクトにパスを追加します。
[変換レポート]  
変換レポートを埋め込むのかディスクに保存するのかを指定します。
[ドキュメントに埋め込み]: このオプションがオンの場合、新しいファイルで、サード パーティ ブラウザ ノード に変換レポート アイコン が表示されます。変換レポートを表示するには、レポート アイコンをダブルクリックするか、右クリックして[編集]を選択します。このオプションは、既定ではオンになっています。
[ディスクに保存]

このオプションがオンの場合、レポートのコピーがディスクに保存されます。[保存]オプションで、[最上位アセンブリを個別のフォルダに配置]を選択した場合、変換レポートは最上位アセンブリとともに保存されます。それ以外の場合、レポートは[コンポーネントの保存先フォルダ]に保存されます。

[インポートするエンティティ タイプ]  
インポートするエンティティを選択します。ソリッド(ソリッド ボディおよび耐水ステッチ シェルを個々のソリッド ボディとしてインポートします)、サーフェス(サーフェス ボディをインポートします。耐水ステッチ シェルは、ソリッド ボディとしてインポートされます)、メッシュ、作業平面、作業軸、ワイヤ、作業点、点を選択できます。
[データ編成]  

Inventor ファイルにデータをどのように作成するのかを指定します。

修復環境に読み込む

このオプションがオンの場合、モデルにエラーがないか確認し、ブラウザの修復ノードを作成します。[修復]環境で、インポートされた基本ボディを編集、診断、および修復できます。修復されたボディはモデル履歴に表示されます。

アセンブリを単一パーツとしてインポート オンにすると、アセンブリをパーツとしてインポートします。[複数のソリッド パーツをアセンブリとしてインポート]がオンの場合は使用できません。選択肢:
  • [単一コンポジット フィーチャ]: アセンブリを単一コンポジット フィーチャとしてパーツ環境にインポートします。
  • [複数のソリッド パーツ]: アセンブリを個別のソリッド ボディとしてパーツ環境にインポートします。

[インポート]コマンドが使用されているとき、この設定は既定でオンになり、選択できません。

次のサーフェスを作成

インポート時に作成するサーフェス タイプを選択します。

  • [個々のサーフェス ボディ]: 各サーフェスを単一サーフェス ボディとしてパーツ環境にインポートします。
  • [単一コンポジット フィーチャ]: サーフェスを単一コンポジットとしてパーツ環境にインポートします。
  • [単一コンストラクション グループ]: サーフェスを単一グループとしてコンストラクション環境にインポートします。
データ配置のグループ名

インポートされたデータの配置先となるグループ名を選択します。グループ名はブラウザに表示されます。

面分割の詳細 インポートされたメッシュの面分割をコントロールします。[最高の詳細]または[最低の詳細]を選択します。
[単位]  
インポート ファイル内の非ネイティブ データに使用する単位を指定します。
インポートの単位 単位を選択し、インポートされたジオメトリおよびパラメータ値をその単位に変換します。
[ポスト プロセス]  
インポートするファイルに対して実行する処理を指定します。
ロード時にパーツを確認 このオプションがオンの場合、ソリッド ボディにインポートされたデータのクオリティ チェックを実行します。不良データが見つかった場合、ブラウザ内でボディはでマークされ、残りのボディはチェックされません。
注: コンポジットの自動チェックに加えて、このオプションも有効にした場合、ファイル変換にかかる時間が大幅に増大してしまうことがあります。
自動ステッチとプロモート

このオプションがオンの場合、Inventor はサーフェスをキルトまたはソリッドにステッチしようとします。サーフェスが単一のキルトまたはボディにステッチされている場合、結果として生成されたキルトまたはボディは、パーツ環境にプロモートされます。それ以外の場合、サーフェスはコンストラクション環境に残ります。

高度なヒーリングを有効化 このオプションがオンの場合、サーフェスのトリム、スプライン サーフェスの再構築、サーフェスの再交差などの操作がインポートされたモデルで実行されて、モデルに隙間がなくなり、Autodesk Inventor で使用できるようになります。ヒーリング操作の性質が原因で、この処理により、インポート処理にかかる計算時間が長くなったり、元のファイルのジオメトリが若干変更される場合があります。