アセンブリ フィーチャはパーツ フィーチャに似ていますが、複数のパーツに影響する、アセンブリ環境で作成される、アセンブリ ファイルに保存されるという点では異なります。アセンブリ フィーチャの定義はコンポーネントには渡されません。
ワークフローとダイアログ ボックスは、パーツ フィーチャに対するものと同じですが、サポートされていない操作のコントロールは無効になります。通常、アセンブリ フィーチャは、材料除去操作をサポートします。
アセンブリ フィーチャには、面取り、フィレット、スイープ、回転、押し出し、穴があります。作業フィーチャや、その作成に使用するスケッチも含まれます。アセンブリ フィーチャは、編集、追加、省略、削除ができます。また、アセンブリ フィーチャの状態をロールバックしたり、フィーチャにかかわるコンポーネント(交差コンポーネント)を追加および除去することができます。
アセンブリ フィーチャで作業しているとき、このフィーチャに影響されるパーツを設定することができます。アセンブリ フィーチャが影響を与えるパーツを交差コンポーネントと呼びます。交差コンポーネントは、アセンブリ ブラウザ上で関連するアセンブリ フィーチャの下に表示されます。ブラウザでアセンブリ フィーチャを展開すると、交差コンポーネントが表示されます。交差コンポーネント ノードを使用して、選択したアセンブリ フィーチャにかかわるコンポーネントの追加と除去を行います。
フィーチャを作成した後、そのフィーチャに簡単にコンポーネントを追加することができます。たとえば、互いにオフセットしている 2 つのパーツがあるアセンブリ モデルがあるとします。1 つのアセンブリ穴フィーチャが、これらのパーツを貫通しています。オフセットによって作成されたギャップを別のパーツを使用して埋めても、そのパーツはアセンブリ穴フィーチャの影響は受けません。このパーツを穴の交差コンポーネントとして追加すると、このコンポーネントにも穴が作成されます。
交差コンポーネントを除去すると、交差コンポーネントの名前はブラウザから削除され、アセンブリ フィーチャによるこのコンポーネントに対する変更の影響を受けなくなります。
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アセンブリ フィーチャの使用法
アセンブリで定義したフィーチャは、次の目的で使用します。
- 複数の結合したプレートを貫通する押し出しのカットなど、複数のパーツにわたる単一の論理的なフィーチャを定義する。
- 突き合わせドリルや処理後の機械加工など、特定の製造工程を表現する。
アセンブリ フィーチャを使用して記述できる処理は、部品パーツの組み立て後に適用する必要があるものです。これは特に、モデルの組み立て後の調整が必要なコンポーネントに当てはまります。たとえば、突き合わせドリルやピンニングを行う場合、穴を開けるドリル処理は、すべてが位置付けられ、必要に応じてサイズを設定した後でのみ行うことができます。
アセンブリ フィーチャへの拘束の指定は可能か
アセンブリ フィーチャにはコンポーネントを拘束できます。ただし、異なるパーツ上にある同じアセンブリ フィーチャ間には拘束を指定できません。
アセンブリ フィーチャのロールバックはどのような場合に有効か
アセンブリ フィーチャの状態をロールバックして、モデル上の各アセンブリ フィーチャの効果を表示したり、希望のコンテキストで追加のアセンブリ フィーチャを配置することができます。
ロールバックしているときは、新しく作成したアセンブリ フィーチャはフィーチャの終端(EOF)記号の上に追加されます。
アセンブリ フィーチャはプレゼンテーションおよび図面でどのように表示されるか
アセンブリ フィーチャはアセンブリとともに存在するため、アセンブリ図面では詳細化されますが、コンポーネント図面では詳細化されません。
アセンブリ プレゼンテーションでは、アセンブリ フィーチャにかかわるアセンブリ コンポーネント(交差コンポーネント)の取得および操作ができます。プレゼンテーションでは、アセンブリにアセンブリ フィーチャを適用する処理は表現されません。