自動的に作成された標準ジョイントを修正する

ジョイント タイプを修正する

自動的に作成された標準ジョイントを、それぞれのタイプに応じて修正することができます。それらを修正するにつれて、ジョイントの表示も更新されます。拘束を省略すると、自由度の削除または追加によってジョイントが修正されます。 たとえば、軸拘束を削除すると、回転ジョイントが平面ジョイントに変わります。同様に、回転ジョイントの面のメイト拘束を省略すると、円柱状ジョイントになります。省略された拘束は、ジョイント ノードの子としての存在から、その拘束がアセンブリ内で関連付けられているコンポーネント ノードの子としての存在に移行します。

原点または座標系の軸を修正する

自動的に作成された標準ジョイントのジョイント座標系を編集したり修正することができます。ジョイントによって、さまざまな編集可能エンティティにアクセスしたり、ジョイント座標系の原点や軸の方向を変更することができます。たとえば、回転ジョイントを編集して Z 軸を反転させることにより、回転速度は正または負の値に変化します。

    自動的に作成されたジョイントの原点または座標系を修正するには、次の手順を実行します。

  1. ブラウザでジョイント ノードを右クリックし、[編集]をクリックします。
  2. ダイアログ ボックスの上側のセクションで、 [反転]コマンドを使用して Z 軸の方向を変更できます。
  3. 原点選択コマンドをクリックして、ジョイントの原点または座標系の位置を変更します。

以下の表は、自動的に変換された拘束に関する編集オプションの一覧を示します。

ジョイント 各コンポーネントで編集不可 両方のコンポーネントに共通 コンポーネント 1 で編集可能 コンポーネント 2 で編集可能
[回転] Z 軸

Z 軸を反転

原点

X 軸(+ X 軸を反転) X 軸(+ X 軸を反転)
[角柱状] Z 軸

Z を反転

X 軸

原点 原点
[円柱状] Z 軸 Z 軸を反転

原点

X 軸(+ X 軸を反転)

原点

X 軸(+ X 軸を反転)

[球状] -

Z 軸(+ Z 軸を反転)

X 軸(+ X 軸を反転)

Z 軸(+ Z 軸を反転)

X 軸(+ X 軸を反転)

[平面] 平面 平面を反転

原点

X 軸(+ X 軸を反転)

原点

X 軸(+ X 軸を反転)

[点 - 線] Z 軸 -

Z 軸を反転

原点

X 軸(+ X 軸を反転)

Z 軸(+ Z 軸を反転)

X 軸(+ X 軸を反転)

[線 - 面] 平面 -

平面を反転

原点

X 軸(+ X 軸を反転)

Z 軸を反転

原点

X 軸(+ X 軸を反転)

[点 - 面] 平面 -

平面を反転

原点

X 軸(+ X 軸を反転)

Z 軸(+ Z 軸を反転)

X 軸(+ X 軸を反転)

[溶接] - - すべて使用可能 すべて使用可能
[空間的] - - すべて使用可能 すべて使用可能

自動的に作成されるジョイントに関与している拘束を省略することもできます。その場合は、編集内容を反映してジョイント タイプが変更されます。ブラウザでは、省略された拘束はコンポーネント ノードに表示され、ジョイント ノードからは移動されます。