ケーブル&ハーネスのネイルボードとネイルボード ビューでは、セグメントとスプライスを除くすべてのハーネス オブジェクトについて Autodesk Inventor の部品表(BOM)の機能がサポートされています。これは、既存のハーネス オブジェクトに関連するすべてのバーチャル パーツを含む、一意の部品番号を持つハーネス オブジェクトがすべて、個別のコンポーネントとして部品表にリストされるということです。
ケーブル&ハーネスでは、ワイヤ、ケーブル、リボン ケーブル、ルームなど、部品表に一意の部品番号で表される切断長の項目を、ひとまとめにして 1 つのオブジェクトとして扱う必要がある場合があります。これを「ロール アップ」といいます。ロール アップは、[ストック番号]プロパティを使用して行われます。同じタイプで同じ部品番号を持つそれ以外のハーネス オブジェクトはすべて、既定でひとまとめにロール アップされます。
ネイルボードやネイルボード図面ビューの作成後に、パーツ一覧を追加することができます。パーツ一覧は部品表から生成され、パーツおよび部品表データベースにリストされているサブセンブリのすべて、または一部を表示します。
パーツ一覧を図面やネイルボードに配置した後に、パーツ一覧の設定を変更できます。ブラウザやグラフィックス ウィンドウ内のパーツ一覧を右クリックして、パーツ一覧の表示や他の要素を変更するオプションを選択します。
ハーネス オブジェクトを部品表でロールアップするには、ロールアップに含める各オブジェクトのカスタム ストック番号プロパティとその値を追加する必要があります。
[ストック番号]プロパティとその値を適切なオブジェクトに追加し、パーツ一覧をネイルボード図面に配置したら、ロールアップを開始することができます。ストック番号別にロール アップすると、パーツ一覧での長さは、部品表の 1 つのエントリにまとめられたオブジェクトの合計長を表します。