クリティカル寸法は、成形品の仕様要件を満たす許容誤差を示す寸法です。
収縮推奨値解析を開始すると、金型設計時に使用する推奨寸法収縮許容値の計算が行われます。この計算では、収縮テストから得た対象材料の収縮特性データが考慮されます。収縮特性データが利用不可能な場合、利用可能な材料プロパティに基づいて計算が行われ、精密な予測値が得られます。
成形品設計者は、[概要]ダイアログ ボックスにある次の情報を使用して、クリティカル寸法に対する公差を満たすことができます。
成形品設計者が指定した成形品の元の寸法であり、変更できません。
金型キャビティ寸法を生成するために成形品寸法に適用される増加割合です。
金型に加工されたキャビティの実際のサイズのことです。キャビティ寸法 = 呼び寸法 * (1 + 収縮許容値)
収縮の予測量で、金型キャビティ寸法に基づく解析によって生成されます。この値はパーセンテージで表示されます。
最終成形品寸法の予測値で、収縮解析によって生成されます。この予測値は 金型キャビティ寸法 - 予測収縮に等しくなります。