Autodesk Inventor で作成する各種ファイルには、それぞれの間に従属関係が存在します。プロジェクト ファイルは、XML 形式で保存されたテキスト ファイルであり、Autodesk Inventor データの有効なファイルの場所が指定されています。たとえば、通常、パーツはアセンブリと図面ドキュメントの両方にリンクされています。壊れたリンクや検出できないファイルへの参照を避けるために、プロジェクト ファイルを理解することは不可欠です。
Autodesk Vault Basic や Productstream などのデータ管理ソリューションの使用を計画している場合は、簡潔なファイル フォルダ構造と単一のマスター プロジェクト ファイルによって移行を容易にできます。
単一のマスター プロジェクト ファイルには次の利点があります。
- 簡潔であること
- ファイル解決の失敗の低減
- 設計の再利用性の向上
Autodesk Inventor では、次の 2 つのタイプのプロジェクトを積極的にサポートします。
- シングルユーザ プロジェクト
- Vault プロジェクト(Autodesk Vault Basic がインストールされている場合)
共有の要件がシングルユーザ プロジェクトの範囲を超えているユーザには、Autodesk Vault Basic を使用することをお勧めします。Vault では、ファイルのチェックアウト チェックイン プロセスが提供されており、偶発的にファイルが上書きされてしまうことを防ぐことができます。Autodesk Vault Basic には、その他にも強力なファイル管理ツールがあり、たとえば、設計全体を簡単にコピーできます。
Autodesk Vault Basic および Autodesk Data Management Server の詳細については、構築ガイドを参照してください。このガイドは、Vault とともに .pdf 形式で提供されています。