このセクションでは、前のセクションで作成したランナー スケッチを使用して、ランナーを作成します。
溶融樹脂のフィード システムを作成する第 1 のステップは、ランナー システムの作成です。ランナーとは、スプルーから供給ゲートに溶融樹脂が流動する流路です。ランナー システムは、主ランナー(1 次ランナー)と、しばしば分岐(2 次ランナーや 3 次ランナー)で構成されます。スプルーは溶解樹脂を射出プレスからランナー システムに注入します。
3 プレート金型で作業している場合は、2 次スプルー(スプルー ランナー)も追加できます。このチュートリアルでは、2 プレート金型を使用します。
- リボンで、[金型レイアウト]タブ > [ランナーと冷却管]パネル > [ランナー]の順にクリックします。
- [断面タイプ]リストから[半円]を選択します。
- 半円のサイズとして 3 mm と入力します。
- 前のステップで作成したランナーのスケッチ線をランナーのパスとして選択します。次の図に示すように、ランナーのプレビューがモデルに表示されます。
注: ランナーはコールド スラグとともにプレビューされます。既定の[コールド スラグ位置]は、パスの指定時にランナー スケッチで選択した位置を基準にしています。
- [ランナー セグメント]テーブルの[コールド スラグ位置]セルをクリックして、リストから[なし]を選択します。次の図のように、ランナーが表示されます。
- 半円のランナーを作成すると、コアの一部またはキャビティの一部としてランナーをプレビューできます。両方のプレビューを切り替えるには、ダイアログ ボックスの[断面タイプ]領域で、[コア側]オプションと[キャビティ側]オプションを選択します。ランナーを[キャビティ側]に切り替えます。次の図に示すように、プレビューが更新されます。
- [OK]をクリックして、[ランナーを作成]ダイアログ ボックスを閉じます。
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