コンポーネントを除外する

アセンブリによってはコンポーネントおよびパーツ フィーチャに、作用する力に影響されないものや、力を適用した結果と関係のないものが存在することがあります。

そのため、シミュレーションの計算を迅速化するには、そうした無関係のパーツをアセンブリにおけるシミュレート時に除外するのが得策です。単体パーツのシミュレーションでは、特定のモデル フィーチャを省略することを検討してください。

アセンブリ解析では、コンポーネントの右クリック メニューの[シミュレーションから除外]オプションを使用します。除外は省略とは異なります。後者は詳細レベル リプレゼンテーションを使用した場合に実行される処理です。そのコンポーネントを後日に同じシミュレーションで使用しようと考えている場合は、[シミュレーションから除外]を使用してください。そのコンポーネントを後で参照しないことが分かっている場合は、詳細レベル リプレゼンテーションを使用するとよいでしょう。

ここでは、この構造解析シミュレーション用のアセンブリ詳細レベル リプレゼンテーションを意図的に定義したので、一部のパーツを除外する必要はありません。そのリプレゼンテーションをシミュレーションに使用することを指定するだけで済みます。

注: 多くの場合、これがコンポーネントの数を少なくする最適な方法です。

シミュレーションを最初に作成するときに詳細レベル リプレゼンテーションを指定しない場合は、次の手順で利用することができます。

  1. [シミュレーション]ブラウザ ノードを右クリックし、[シミュレーション プロパティを編集]をクリックします。
  2. ダイアログ ボックスの[モデルの状態]タブをクリックします。
  3. [詳細レベル]の入力で、ドロップダウン リストをクリックして「Stress LOD」を選択します。
  4. [OK]をクリックします。アセンブリが更新されて、要求された詳細レベルが表示されます。

このワークフローでは、詳細計画によって可能な、設計プロジェクトの他のフェーズで必要となる手間を軽減できる方法が示されます。

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