[文字書式]ダイアログ ボックス

[文字書式]ダイアログ ボックスを使用して、図面またはスケッチ文字の属性を設定します。

操作方法

リボン: [スケッチ]タブ [作成]パネル [文字]

スタイル:

文字に適用する文字スタイルを指定します。矢印をクリックし、使用可能な文字スタイルの一覧から選択します。

文字属性

選択した文字の段落属性を指定します。

[位置合わせ]:

テキスト ボックス内の文字を位置合わせします。

  • [左揃え]、[中揃え]、[右揃え]: テキスト ボックスの横幅に対して文字を位置合わせします。
  • [上揃え]、[中央揃え]、[下揃え]: テキスト ボックスの縦幅に対して文字を位置合わせします。
[ベースライン位置合わせ]:

[ダイナミック文字]が選択されている場合、およびスケッチ文字を作成する場合に使用できます。

テキスト ボックス:

文字の拘束と寸法記入ができます。スケッチ文字にのみ使用できます。

[フィット]:

文字のサイズを指定のスペース(テキスト ボックスなど)に合わせます。スケッチ文字にのみ使用できます。

[文字幅%]:

文字の幅を指定します。設計のとおりに文字を表示するには 100 と入力し、50% 縮小して表示するには 50 と入力します。

[ダイナミック文字]:

マルチライン注記からすべての改行を削除します。スケッチ文字にのみ使用できます。

  • [間隔]: 行間隔を[1 行]、[2 行]、[1.5 行]、[倍数]、[固定]のいずれかに設定します。

  • [値]: 行間隔を[正確に]または[複数]に設定した場合に、行間隔の値を指定します。

フォント属性

文字のフォント属性を指定します。

フォント

文字のフォントを指定します。矢印をクリックして、一覧からフォントを選択します。

フォント サイズ

シートで使用されている単位(インチまたはミリメートル)で文字の高さを指定します。サイズを入力するか、矢印をクリックして一覧からサイズを選択します。

ヒント: 規格の設定を編集して、事前に定義されているフォント サイズの一覧をカスタマイズします。[スタイルおよび規格エディタ]ダイアログ ボックスを開き、現在の規格をクリックします。それから、[一般]タブの[プリセット値]一覧でフォント サイズを追加または削除します。
スタイル:

スタイルを設定します。[太字]、[斜体]、または[下線]をクリックしてスタイルを文字に適用します。

[スタック]:

図面テキストの文字列をスタックして、斜線または横線を使用してスタックされた分数表記、および上付きまたは下付きの文字列を作成します。このオプションは、正しいスタック書式の文字列が編集フィールドで選択された場合にのみ使用することができます。正しいスタック書式の例は、次のとおりです。

  • 斜線による分数表記の場合 - 1#2 スタック
  • 横線による分数表記の場合 - 1/2 スタック
  • 許容差(2 分の 1)の場合 - 1^2スタック
ヒント: スタック文字のプロパティを編集するには、そのスタック文字を編集フィールドで選択して右クリックし、[プロパティ]を選択します。

文字の色を指定します。[色]コマンドをクリックし、[色]ダイアログ ボックスから色を選択します。テキスト画層で指定した色を設定するには、[色]ダイアログ ボックスで、[ByLayer]チェック ボックスをオンにします。色を選択するには、このチェック ボックスをオフにします。[色]コマンドにより、選択した色または画層の色が表示されます。

回転角度

文字の角度を設定します。挿入点を中心として文字を回転します。たとえば、文字が左上に位置合わせされている場合は、左上の角を中心に文字が回転します。矢印をクリックして回転方向を選択するか、編集ボックスに回転角度を入力します。

図面注記は任意の角度に回転できます。角度を入力するか矢印をクリックして、定義済みの角度または最近使用された角度を選択します。
注: [回転角度]オプションは、パーツ ファイルでは使用できません。テキストの方向を指定するには、[回転]コマンドを使用するか、または新しいユーザ座標系(UCS)を作成してください。

モデル プロパティ、図面プロパティ、カスタム プロパティ

モデル プロパティを取り込む場合、モデルのソースはスケッチ タイプによって異なります。

シートまたはドラフト ビュー スケッチ

シート上の最初のビューの最上位のモデルです。シート上の最初のベース ビューが削除されると、次のベース ビューがプロパティのデータ ソースになります。

ビュー スケッチ

ビューの最上位のモデルです。

注: 図面の更新を保留にした場合や、参照先のモデル ドキュメントが未解決である場合、モデルベースの文字のプロパティ値は更新されません。
[タイプ]

[ドキュメントの設定]ダイアログ ボックスの[図面]タブで指定された図面、ソース モデル、および(外部カスタム プロパティやモデル カスタム プロパティ用の)カスタム プロパティ ソース ファイルのプロパティ タイプを指定します。(シート、ビュー、またはドラフト ビュー スケッチの)スケッチ文字、記号の文字、および表題欄や図面枠のテキストを作成または編集するときに使用できます。

注:
  • 図面またはモデル ファイルのいずれかで定義された各外部プロパティ セットが、そのプロパティ セット名とともに一覧で表示されます。
  • 少なくとも 1 つのカスタム プロパティがソース モデルに含まれる場合は、[カスタム プロパティ - モデル]プロパティ タイプを使用できます。
  • シート メタル図面では、[シート メタル プロパティ]タイプを選択し、フラットパターンの範囲の面積、幅、または長さをテキストに追加できます。
  • [物理プロパティ - モデル]プロパティ タイプを選択し、モデルの質量、密度、体積、面積をテキストに追加できます。物理プロパティに表示された値が N/A の場合、そのモデルの物理プロパティは古くなっています。モデルを更新するには、モデル ファイルを開き、 [管理]タブ [更新]パネル [マス プロパティを更新] の順にクリックします。
  • すべての物理プロパティの値は単位文字列とともに表示されます。
[プロパティ]

選択した[タイプ]に対応するプロパティを指定します。注記、引出線注記、スケッチ文字、記号文字、表題欄、および図面枠文字のテキスト プロパティなど、すべての図面の文字を作成または編集するときに使用できます。

[精度]

文字に表示されている数値プロパティの精度を指定します。一覧から必要な精度を選択します。

[文字パラメータを追加]

[タイプ]および[プロパティ]で選択したパラメータが、文字に挿入されます。スケッチ文字、記号文字、注記文字、引出線注記、表題欄、図面枠文字など、図面の文字を作成または編集するときに使用できます。[プロンプト入力]タイプには使用できません。

パラメータ

名前の付いたパラメータを選択し、挿入点にある文字にその値を挿入します。パラメータ オプションは、一般の図面注記や寸法値の文字を編集したり追加する場合にのみ使用できます。

注: パーツ文字はパラメータの設定を使用しません。
コンポーネント:

パラメータが格納されているモデル ファイルを指定します。図面に複数のモデルのビューがあるときは、矢印をクリックして一覧からファイルを選択します。図面に派生パーツが含まれている場合は、元のパーツもこの一覧に表示されます。

[ソース]

[パラメータ]の一覧に表示されるパラメータのタイプを選択します。矢印をクリックし、一覧から選択します。

  • [モデル パラメータ]: 寸法やフィーチャを追加したときに自動的にモデルに追加された、名前の付いたパラメータを一覧表示します。
  • [ユーザ パラメータ]: モデルに追加されたユーザ パラメータを一覧表示します。
[パラメータ]

文字に挿入するパラメータを指定します。矢印をクリックし、一覧から選択します。一覧に表示されるパラメータは、選択した[ソース]によって異なります。

[精度]

文字に表示されている数値パラメータの精度を指定します。一覧から必要な精度を選択します。

[パラメータを追加]

選択したコンポーネントから選択したパラメータが、文字に追加されます。

[記号]:

挿入点の位置にある文字に、記号を挿入します。矢印をクリックして、パレットから記号を選択します。上の 3 つの記号は、直径、角度、およびプラス/マイナスであり、これらの記号はアクティブなフォントを使用します。他のすべての記号は AIGDT フォントを使用します。図面では、アクティブな製図規格で設定されている記号が使用できます。

記号一覧の最後にある Windows の[文字コード表]コマンドを使用すると、標準キーボード文字として利用できない文字にアクセスできます。[文字コード表]で文字をクリックし、[選択]をクリックして[コピー]をクリックします。[文字書式]ペインで、右クリックして[貼り付け]を選択します。

ズーム コマンド

編集ボックス内の文字や記号を拡大または縮小します。文字を拡大するには、上向きの矢印をクリックします。縮小するには、下向きの矢印をクリックします。