図面内の溶接注記

図面で、複数のタイプの溶接注記と記号を使用できます。

溶接注記の既定の外観は、溶接記号スタイルによって決まり、[スタイルおよび規格エディタ]で編集できます。

溶接アセンブリの図面ビューを作成するときに、モデルの溶接記号を使用できます。また、ビードソリッドの軌跡の注記を自動的に生成できます。

また、すべてのモデルの図面ビューに、2D 溶接記号、溶接ビードの軌跡、エンドフィルを手動で追加することもできます。

注: モデル溶接注記とモデル溶接記号は、溶接ビードと溶接記号のスタイルを使用します。

ヒント: 溶接ジョイントの計算の詳細については、『エンジニアハンドブック』を参照してください。

溶接モデルのドキュメンテーション

溶接は 4 つの状態を含む特殊なタイプのアセンブリモデルで、準備、溶接、機械加工、モデリングの 4 つの状態を含みます。図面には、次のいずれかのアセンブリの状態のビューを追加できます。

アセンブリ状態の図面ビューは、定義済みの溶接準備フィーチャや溶接フィーチャがないモデルを表示します。
準備状態の図面ビューは、定義済みの溶接準備フィーチャがあるモデルを表示します。
溶接状態の図面ビューは、定義済みの溶接準備フィーチャと溶接フィーチャがあるモデルを表示します。
図面では、モデルの溶接記号を使用できます。ビードソリッドの場合、モデルの情報を使用して溶接ビードの軌跡とエンドフィルを自動的に生成することもできます。
機械加工状態のビューは、溶接準備フィーチャ、溶接フィーチャ、および溶接後の機械加工フィーチャがあるモデルを表示します。

注: 図面ビューを作成する際には、アセンブリ状態だけをアクティブにすることができます。溶接が他のいずれかの状態に「ロールバック」されると、メッセージにより通知されます。

図面ビューで使用されるモデル溶接注記とモデル溶接記号はモデルに関連付けられており、モデルが変更されると更新されます。図面に注記または溶接記号を手動で作成した場合、モデルに溶接記号または溶接注記が含まれていても、図面の溶接記号または溶接注記はコピーであり更新はされません。

モデルの溶接記号および注記の変更時に更新される溶接注記と溶接記号を作成するには、図面ビューを右クリックして[モデル注記を取得]をクリックし、次に[溶接記号を取得]を選択します。この手順を繰り返し、[溶接注記を取得]を選択します。

図面ビューのモデルは溶接アセンブリでなければなりません。
図面内のモデルの溶接注記にアクセスするには、アセンブリが溶接モデル内でアクティブでなければならず、準備、溶接、または機械加工などの溶接状態であってはなりません。
ビードソリッドの場合にのみ、図面に溶接ビードの軌跡とエンドフィルが生成されます。ビード線では、手作業で注記を記入する必要があります。
モデルの溶接記号はシートの 1 つのビューでのみ表示されます。記号は各ビューの間でドラッグできます。
モデルの溶接注記のスタイルや表示属性を変更できますが、図面で値を編集することはできません。

図面ビュー内のすべてのエッジに、手動で、溶接記号、溶接ビードの軌跡、エンドフィルを追加できます。

溶接エッジに関連付けられた溶接記号を手動で追加する場合、ダイアログボックス内の既定値がモデルの溶接記号の値になります。手動で追加した溶接記号内の値は自動的に更新されません。
ソリッドの溶接フィーチャのエッジに溶接ビードの軌跡とエンドフィルを手動で追加した場合は、モデルの変更時に表示が更新されます。