ポートの表示設定をコントロールするモデル ルールを定義する

チュートリアル「iLogic の基礎」で、モデルのパラメータ名をルール内の変数として使用できることを学習しました。また、使用可能なパラメータの一覧の他、フィーチャや他のモデル エンティティの一覧からルールに含める対象を選択することもできます。

今度は、前に定義したキー パラメータの値に基づいてモデルのジオメトリを駆動する一連のルールを定義します。このレッスンでは、各ルールを細分化して作成します。すべてのルールの完全なテキストについては、このチュートリアルの最後に掲載されています。

最初のルールにより、エルボと T 形のどちらを選択したかに基づいて、Port B のフィーチャに変更が加えられます。この変更を加えるには、ブロックのタイプに基づいて、Port B のフィーチャを省略するか、有効にします。

  1. リボンで、 [管理]タブ [iLogic]パネル [ルールを追加] の順にクリックします。
  2. ルールに block_shape_rule という名前を付け、[OK] をクリックして、[ルールを編集]ダイアログ ボックスを表示します。
  3. テキスト領域で、新しいルールの最初の部分を作成します。この部分では、ブロックが T 形ブロックである場合にどうなるかを定義します。

    コード ブロックをコピーする

    If block = “tee” Then
  4. T 形ブロックでは 3 つのポートすべてがアクティブであるため、Port B が有効になっていることを確認する手順を追加します。パーツの 2 つのフィーチャをアクティブにします。

    コード ブロックをコピーする

    Feature.IsActive("Port_B") = True
    Feature.IsActive("Port_B_Threads") = True
    注: Feature.IsActive 関数は、[ルールを編集]ダイアログボックスの[スニペット]領域で選択できます。[システム]タブをクリックし、[フィーチャ]ノードを展開します。

    これで、T 形ブロックのモデルの動作が定義されました。

  5. エルボ ブロックのモデル動作を定義するには、ElseIf 文から始めます。

    コード ブロックをコピーする

    ElseIf block = "elbow" Then
  6. エルボ ブロックの作成時に Port B フィーチャを省略するには、T 形ブロックで作成したフィーチャを使用しますが、値は逆にします。

    コード ブロックをコピーする

    Feature.IsActive("Port_B") = False
    Feature.IsActive("Port_B_Threads") = False

    これらの行を追加する最も単純な方法は、T 形ブロックの動作に関するテキストをコピーして貼り付けることです。次に、新しい行で TrueFalse に変更します。

  7. ルールの If ブロックを End If 文で終了します。

    これだけです。使用するブロックのタイプに基づいて Port B フィーチャを有効または無効にするために必要な指示がすべて組み込まれました。

  8. [OK]をクリックして、完成したルールを保存します。

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