[モーション荷重での解析]オプションを使用して、ダイナミック シミュレーション環境で作成されたオカレンスのモーション荷重をインポートします。固有のボディを持ち、次の条件を満たすパーツのみが、モーション荷重の転送が可能です。
モーション荷重の条件
- パーツが他のパーツと溶接で接着されていないことが必要です。
- 最上位パーツのオカレンスと自由度のあるサブアセンブリのみが、[FEA にエクスポート]の候補となります。[FEA にエクスポート]は、ダイナミック シミュレーション環境で実行します。
- 解析は、単一パーツのオカレンスと、ダイナミック シミュレーションで指定された単一のタイム ステップに制限されます。他のボディは自動的に除外されます。すべての境界条件は、ダイナミック シミュレーションからインポートされます。
- タイム ステップは秒単位で表現されます。先頭にはゼロが付きます。極端のケースでは指数表記が可能です、
- 複数のシミュレーションについて、同じオカレンスを同じタイム ステップで参照できます。
- アセンブリ フィーチャは、独立した構造解析シミュレーションを実行したときに考慮されます。
不完全な定義メッセージ
- [モーション荷重での解析]オプションがオンで、コンポーネントが指定されていない場合、コンポーネントを選択するように求められます。
- タイム ステップが指定されていない場合、ドロップ ダウン リストに[タイム ステップが選択されていません]と表示されます。
- ダイナミック シミュレーションの更新時に、指定されたコンポーネントで面の定義が不十分だった場合、エクスポートの一覧からこのオカレンスが削除されます。新しいパーツを選択するか、ダイナミック シミュレーションの荷重定義を完了するように求められます。
最初にダイナミック シミュレーション環境から荷重をエクスポートします。次に、構造解析環境で、モーション荷重がシミュレーションに含まれるように指定します。モーション荷重は、パーツごとに個別にエクスポートします。
アセンブリ内のパーツのモーション荷重を解析するには、次の操作を行います。
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新しいシミュレーションの場合
- リボンで、
[構造解析]タブ
[管理]パネル
[シミュレーションを作成]
の順にクリックします。[シミュレーション プロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。
- [シミュレーション タイプ]タブで、[モーション荷重での解析]のオプションをオンにします。追加のコントロールが有効になります。
- 利用可能な一覧からパーツを選択します。
- タイム ステップの一覧からタイム ステップを選択します。この一覧は、ダイナミック シミュレーションで生成されたタイム ステップです。
- [OK]をクリックします。選択したコンポーネントに対して新しいシミュレーションが作成されます。オカレンスに関係するすべての該当する荷重が、ブラウザの荷重フォルダ内に配置されます。
- シミュレーション定義の作成
- シミュレーションを実行します。
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既存のシミュレーションの場合
- [シミュレーション]ブラウザ ノードを右クリックし、[シミュレーション プロパティを編集]をクリックします。
- [シミュレーション タイプ]タブで、[モーション荷重での解析]のオプションをオンにします。追加のコントロールが有効になります。
- 利用可能な一覧からパーツを選択します。
- タイム ステップの一覧からタイム ステップを選択します。
- [OK]をクリックします。
- シミュレーション パラメータの変更が順番に適用されます。
- シミュレーションを実行します。
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