[ワークピースを定義]機能を使用すると、コア/キャビティ生成の前提条件となる矩形状や円筒状のワークピースを生成することができます。
矩形ワークピースの場合、長さ、幅、高さおよびギャップを設定して、ワークピースの形状をコントロールします。円筒ワークピースの場合、ワークピースの直径と高さを設定します。
[ワークピースを定義]機能では、設計参照として製品寸法が示されます。プレビュー機能により、寸法変更がすぐに表示されます。
Mold Design では[ロック]ボタンが用意されており、このボタンによってワークピースの寸法が設定されます。次の例で、[ロック]ボタンの使用方法を説明します。この例では、[X+]、[X-]、[X の合計]の変数を使用しています。
[ロック]ボタンのデフォルトの状態は[ロック解除]です。[X +]および[X -]の値は手動でインポートできます。[X の合計]の値は Mold Design によって自動的に計算されます。計算式は次のとおりです。
[X の合計] = [X+] + [X] + [X-]
[X の合計]の値はインポートできます。[X+]および[X-]の値は Mold Design によって計算されます。計算式は次のとおりです。
[X+] = [X-] = ([X の合計] - [X])/2
[ロック]ボタンをクリックすると、デフォルトの[ロック解除]から[ロック]に状態が変更されます。[ロック]設定では、[X の合計]の値は変更できません。[X+]と[X-]の値だけが個別に修正することができます。
[X+] の値をインポートすると、Mold Design により、[X-]の値が自動的に計算されます。同じ規則が[X +]に適用されます。計算式は次のとおりです。
[X-] = [X の合計] - [X] - [X+]
Mold Design では、矩形ワークピースの設計において、面取りやフィレットを追加する[フールプルーフ]機能をサポートしています。
フールプルーフ形状は、[ワークピースを定義]ダイアログ ボックスで選択できます。面取りやフィレットは Mold Design によって自動的に作成されます。