保圧解析

保圧解析は、保圧過程の金型内の熱可塑性樹脂の流動を予測します。この解析は、充填+保圧解析順序の第 2 過程として実行され、キャビティが完全に充填されるかを調べるために使用します。

保圧解析は、速度/圧力切り替え点に到達時のモデル内のフロー フロント充填位置から、さらに進行していくフロー フロントの計算をします。解析は、フロー フロントが進行してモデルの最後の位置を充填するまで継続されます。

保圧解析では、成形品肉厚方向の 8 ラミネートを使用して結果を計算します。対称的な熱境界条件が存在し、かつ冷却解析結果が利用できない場合、解析では分割半分の計算を行い、計算で使用する実際のラミネート数は 4 です。これを肉厚方向に対称に合計 8 ラミネートに反映させます。充填+保圧解析を実行する前に冷却解析を実行した場合は、非対称な冷却情報が提供され、完全な 8 ラミネートが結果の計算に使用されます。