冷却品質解析では、自然冷却の考え方に基づいて、プラスチックから金型への熱の伝達をシミュレーションします。
この解析では、成形品形状(形状と肉厚の組み合わせ)に起因する局部的な冷却の問題が発生することが予測される領域、つまり、現状以上の冷却を必要とする領域を特定します。
ここでは、成形品が大きな金属ブロックの中に組み込まれ、冷却回路はなく、熱はブロックの外側表面から失われるものと見なします。冷却品質結果の表示は、温度変化結果と冷却時間変化結果の組み合わせから算出されます。これらの結果では、それぞれ成形品の各領域をその設計で得られる冷却品質から、低品質(赤色)、中程度の品質(黄色)、および高品質(緑色)に分類します。
キャビティの各領域について、この 2 つの結果を評価します。領域の両方の結果が許容可能な場合、その領域は緑色で表示されます。許容不可能な結果が 1 つある場合、その領域は赤色で表示されます。その他の場合は、その領域は黄色で表示されます。