環境影響

使用材料の環境への影響を考慮するオプションを利用できます。

通常、材料は生産する成形品の強度や用途などの基準に応じて選択します。これらの主要な条件が満たされた後、環境要因を考慮して最終的に材料を選択する場合があります。

注: 分類はベース樹脂のみに適用されます。フィラーと添加剤の影響は別に検討する必要があります。

エネルギー使用量インジケータ

エネルギー使用量インジケータは、選択材料に応じて、成形品の成形過程に必要なエネルギー量を相対評価したものです。この評価の結果は、特定の成形品形状と肉厚の組合せに対する、予測射出圧力と冷却時間から計算する相対的な値です。この計算には、材料の推奨成形条件、および最適化計算によって決定する成形入力値を使用します。

これらの結果は標準化され、エネルギー使用量インジケータ値が適用されました。

より環境保全に優れた樹脂が開発されると、既存の樹脂のエネルギー使用量インジケータ評価は変更される予定です。

エネルギー使用量インジケータ
成形品の生産に必要な最小エネルギー使用量
成形品の生産に必要な最大エネルギー使用量
なし
注: 次の 2 つの理由で、エネルギー使用量インジケータが利用できない場合があります。
  • パーソナル データベースまたは以前のスタディからの従来の材料のデータには、環境情報が含まれない場合がある。これらのパラメータを表示するには、現在のデータベースから材料を再ロードする。
  • 少数の材料の計算において、検証対象のすべての形状に対して、射出圧力または冷却時間が出力されないことがある。

樹脂識別コード

このコードにより、樹脂が属している樹脂ファミリーが識別できます。

注: 混合材料またはフィラー含有材料は、[その他]のカテゴリーに分類されます。
アイコン 樹脂ファミリー
ポリエチレン テレフタレート(PET、PETE)
高密度ポリエチレン(HDPE)
ポリ塩化ビニル(PVC)
低密度ポリエチレン(LDPE)
ポリプロピレン(PP)
ポリスチレン(PS)
その他の形状(上記以外の樹脂)。このカテゴリーには、すべての混合材料またはフィラー含有材料も含まれます。
不確定(従来のデータなど)