ゲート位置指定禁止領域の設定

ゲート位置指定禁止領域ツールを使用して、ゲート位置解析で射出位置の設定を禁止する位置を指定します。

ゲート位置指定禁止領域は、ゲート位置解析の実行前に設定するオプションの前提条件です。

射出位置の設定を禁止する領域に拘束を設定する場合に、ゲート位置指定禁止領域ツールを使用します。禁止領域は、成形品や金型の形状に基づいて、または射出位置によって生じる不良の防止が必要な箇所などを選択します。

  1. [ゲート位置指定禁止ノード] ([境界条件]タブ > [射出位置]パネル > [ゲート位置指定禁止領域])を選択します。
  2. [選択方法]を選択します。
    • [許容角度]による選択方法では、ユーザーがモデルの任意の点をクリックするとゲート位置指定禁止領域が表示される。会合角がこの許容角度より小さい隣接領域を選択します。許容角度は許容値設定で変更できる。
    • [クリップ]による選択方法では、ユーザーが射出位置指定から除外する領域をバンド選択する。[手前側のみ]チェック ボックスを選択すると、表示面の領域のみが選択される。これを選択しない場合は、表示面および裏面も選択される。
    ヒント: ゲート位置指定禁止領域の指定は、上記の 2 つの選択方法を組み合わせて使用できます。
  3. マウスを使用してゲート位置指定禁止領域を指定します。必要に応じて、複数の領域を指定します。 指定した領域は、[ゲート位置指定禁止領域]リストに追加されます。
    注: ゲート位置指定禁止領域を削除するには、リストから領域を選択して[削除]をクリックします。
ゲート位置解析では、ゲート位置指定禁止領域に指定した領域には射出位置は設定されません。