2 プレート金型は、最も一般的に使用されている金型タイプです。3 プレート金型と比べて、2 プレート金型は、安価で作成が簡単なうえに、サイクル タイムも短縮できます。
多数個取り金型を設計する前に、単一の成形品を解析してゲート位置を決定します。これは、2 プレート金型では、金型が開くときにランナーとゲートが突出可能なように、これらをパーティング平面に配置する必要があるためです。下図に示すようにゲートがパーティング平面上にある場合にのみ、多数個取り金型またはセット取り金型で 2 プレート金型を使用することができます。
多数個取り金型を設計している場合は、樹脂流動のバランスがとれるようにランナーを設計することが重要です。一部の多数個取り金型では、従来の 2 プレート金型を使用すると樹脂流動のバランスがとれないため、代わりに、3 プレート金型か、ホット ランナー付き 2 プレート金型を使用する必要があります。