バッチ モードでの複数解析の実行

コマンド ラインから実行することにより、都合のいい時間に複数の解析を実行できます。

バッチ解析を設定する前に、スタディが設定され実行準備ができていることを確認します。

  1. プロジェクトを開き、スタディを選択して、[解析順序] ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [解析ウィザード])をクリックします。
  2. 関連した解析順序、射出位置、材料、成形条件を設定して、[解析ウィザード]を完了します。
  3. スタディを保存して、Autodesk Simulation Moldflow Adviser を終了します。
  4. Autodesk Simulation Moldflow Adviser コマンド シェルを Windows の[スタート]メニューから開き(Start > All Programs > Autodesk > Autodesk Simulation Moldflow Adviser 2014 > Tools > Autodesk Simulation Moldflow Adviser 2014 Command Shell)、スタディの保存場所を探します。
  5. メモ帳などのテキスト エディタを開き、次のように入力します。
                start /wait adviser -execute .\ProjectName.mpa Study.sdy
              
    ここで、
    ProjectName
    moldflow.mpa などのプロジェクト名です。
    Study
    bowl_study.sdy などのスタディ名です。
    注: スタディ名はコマンド シェルに表示されるとおりに入力します。これは必ずしも Autodesk Simulation Moldflow Adviser タスク ペインに表示されるスタディ名と同一であるとは限りません。たとえば、スタディ名に空白がある場合、これはコマンド シェルではアンダースコアとして表示されます。スタディ名に空白を入力するとコマンドは機能しません。
  6. 解析する各スタディごとに別のコマンド ラインにコマンドを繰り返します。
  7. スタディの保存場所と同じフォルダに「バッチ名.bat」としてファイルを保存し、テキスト エディタを閉じます。「バッチ名.bat」はユーザーが作成した一意の名前です。
  8. コマンド シェルで、「バッチ名.bat」と入力して、上記の *.bat ファイルを開きます。 このファイルのコマンドにより、次のスタディを開く前に、各スタディのロード、解析、結果のスタディへの書き込み、プログラムの終了が行われます。
    注: 解析が実行または完了できなかった場合は、失敗したスタディでプログラムは開いたままになります。