ゲートはランナー システムをキャビティに接続し、樹脂はオリフィスを通過して金型に流入します。
ゲートの設計において、次の点を考慮する必要があります。
成形品の外観
ゲート カット
キャビティの複雑性
使用材料
金型に射出する材料の体積
ランナー システムの設計前に、キャビティごとにゲート位置解析を実行して、最適なゲート位置を決定します。外観が重要な成形品では、成形品表面の外観不良を防ぐためにゲートを狭くします。また、入口が小さい程、ゲートの切断も容易になります。
圧力損失が大きくならないように、ゲートの長さを短くします。また、システム内の圧力損失の原因となるため、ゲートとランナー間の角度が鋭角ならないようにします。樹脂流動を妨げないよう、端部をラウンド処理します。ゲートに対してどの断面形状を選択するかは、ランナーの形状で決まります。
下図で赤色で強調表示されている部分がゲートです。