ランナー表面をモデリングするときには、ランナーバランス計算でランナー セクションがどのように処理されるかを理解することが重要です。
ランナーバランスでは、すべてのキャビティの充填が同時に終了するようにします。ランナーバランス解析の目的は、異なるランナー直径を使用して、金型内のすべてのキャビティをバランスよく充填することです。
下図 (A) のランナー システムには、左側のランナーにはランナー セクションが 1 つだけあり、右側のランナーにはセクションが 2 つあります。図 (B) で示すように、ランナーバランス ツールは左側のランナー セクションには 1 つの寸法を割り当て、右側の 2 つのランナー セクションにはそれぞれに異なる寸法を割り当てることがあります。これにより、バランス調整後のランナー システムの 2 つ目のランナーには厚みの異なる部分が発生します。これが望ましいかどうかは、金型の要件に依ります。
ランナー寸法の増減は、ランナー表面の寸法を注意深く検討することでコントロールできます。