収縮解析ログ - 収縮レポート

解析ログのこのセクションでは、成形品全体の平均等方性収縮である推奨収縮許容値が示されます。

推奨収縮許容値レポート

また、この値に関連する予測エラーも表示されます。この予測エラーは収縮予測の信頼帯を表し、収縮テスト データに対して計算された標準偏差に基づく予測の平均エラーとして計算されます。

成形品全体にわたる収縮分布が各クリティカル寸法で均一であれば、この値に基づいて金型を作成できます。収縮チェック プロット結果を使用することで、この推奨収縮許容値が成形品全体に適用可能かどうかをグラフ (パスプロット) でチェックできます。

コンポーネント収縮レポート

この表には、成形品の X、Y、Z 軸に沿った推奨収縮許容値と、上記の全体的な推奨収縮許容値が示されます。

個々の成分(コンポーネント)の有効範囲は、その成分の推奨収縮許容値に、予測される公差(%)を適用することによって計算されます。

予測される公差とは、予測誤差に成形品全体における収縮の違いに関連する誤差を加えたものです。このエラーは、各成分方向および成形品全体において異なることがあります。

最後の列は、各成分方向および成形品全体における予測収縮値の範囲を示しています。成形品の一部の領域に収縮が起こらない方向がある場合、その方向の収縮範囲の最小値は 0 になることがあります。