圧縮成形シミュレーション プロセスの詳細を次のとおりに説明します。
プロセス詳細
- 射出; 樹脂計量を成形品の上にモデリングします。
- 圧縮過程; プレスの移動開始時に、圧縮過程が開始します。(プレスは、プランジャ、金型の可動側、または可動盤とも呼ばれます。)これには、圧縮が速度制御下にある時間、およびプレスが圧縮力制御下にある時間が含まれます。
圧縮は、樹脂の射出中に開始するようにプログラミングできます。
- ユーザー定義のプレス圧縮時間は、プレス移動を行う最大時間です。この時間に到達すると、指定したプレス速度と力のいずれかのプロファイルが完了していない場合でも、プレス移動が停止します。
- 速度制御による圧縮; プレス圧縮過程では、プレスの移動は最初に速度によって制御され、この制御は増分距離プロファイルでのプレス圧縮速度で指定されます。各増分距離に対して、プレスは一定速度で移動します。このタイプの移動は、事前設定されたプレス圧縮力に達するまで継続します。
- 力制御による圧縮; プレス力が事前設定された力に到達すると、プレスは速度制御から力制御に切り替わります。プレスは前進を続けますが、一定力制御モードになります(事前設定された圧縮力)。
- 静止状態のプレス; プレス圧縮過程の終了後、プレスはその位置に留まり、その後も静止状態を保ちます。
- 冷却または硬化過程; 冷却はプレス圧縮時間の終了時から開始し、[指定](SCT)、または[自動](ACT)として設定できます。
注: 3D リアクティブ圧縮成形では、硬化時間は[指定]値のみの入力となります。
- プレスの後退; 保圧および冷却が終了し型開が開始すると、プレスは後退を開始します。