急速加熱冷却回路の密度結果

急速加熱冷却回路の密度結果は、Dual Domain および 3D 解析において、急速加熱冷却回路に送り込むさまざまな物質の密度を示します。この結果は、非定常冷却解析を使用した金型の急速加熱冷却シミュレーションで生成されます。

この結果は、所定の時間に回路にどの流体があるのかを示すため、プロセスがサイクルのどの段階に達したかが分かります。急速加熱冷却回路の密度結果は、解析が収束しない場合に情報を提供します。境界条件の圧力設定を確認してください。

この結果の使用法

急速加熱冷却回路の密度結果は、解析ログ内のデータと一緒に使用すると最も効果的です。解析ログはプログラムのステップが変化するタイミングを示すため、急速加熱冷却回路の密度結果の確認時に、なにが起こっているかを把握できます。

エアー パージ中はエアーの密度は比較的低く、急速加熱冷却回路の密度結果の値はかなり低くなります。それに比べて、蒸気の密度は高く、冷媒の値は最も高くなります。

重要: この結果を確認するには、加熱回路または冷却回路を表すビーム レイヤーが表示されている必要があります。
注: [再生] ([結果]タブ > [アニメーション]パネル > [再生])をクリックしてこの結果のアニメーションを表示し、サイクル中の蒸気品質結果の経時変化を確認します。
ヒント: スケールを動的に変更するには、結果を右クリックし、ドロップダウン メニューから[プロパティ]を選択します。[スケール]タブをクリックし、[フレーム当り]を選択して[OK]をクリックします。

確認事項

急速加熱冷却回路の密度結果の参照時には、次の点について確認します。